なおらい


暁に消えた彗星

ベタな題すいませんけどね。「あかつき」も「彗星」もそれなりに思い入れのある列車だったことは否定しない。栄えある１レ「さくら」に始まる東京口の寝台特急が花形だった感は否めないか、個人的には大阪口の寝台特急の方がずっと憧れだったのですよ、小さい頃は。ま、「あさかぜ」も「はやぶさ」もその気になれば毎日見られたし、むしろ小学館の大百科（あのサイズはちっちゃい癖に厚さが３㎝くらいあって、持ってると何となく博士気分が味わえるという代物　今でもあるのかなあ）とかガムのオマケに付いてくるカードに出てくる渋い奴らが憧れだったのですよ。ヘッドマークもなく、当時既に下り坂だったEF58が引っ張っていて、何だか分からないが３往復４往復走っているという謎の寝台列車。大阪ってなんかすごいトコだなあ　と結構マジで思っていたのだった。謎の寝台列車が走ってるから。
だいたい私自身関西や九州と全く縁がなかったから、「明星」「彗星」「あかつき」「なは」「安芸」なんてところは「大きくなったら絶対見に行く」　＊乗る訳じゃないのが又これねえ… 気になる奴ら筆頭だったのでありました。中学一年生の時初めて大阪遠征して写真を撮りまくったのを思い出すわけですが、のちに幸か不幸か岡山に居着くことになり、それこそしょっちゅうお目に掛かる存在になったのでありました。と言っても岡山を通過するのは夜中と早朝。日の出が早い時期には老体にむち打って（若すぎて朝起きられない病だっただけですが）早起きし、けったましーんを、あ、知らんか、けったマシーン。ようするに自転車をかっ飛ばし、旭川の鉄橋のところで迎撃したもんです。「なは」は岡山発７時過ぎなのでどうともないが（でも一番好きな列車だったので懲りずに結構写真に撮っている）、「あかつき」になると６時ギリギリ、「彗星」なんぞは５時台前半だ。常識的に走行写真を撮るのはほとんど無理な時間。それでもネガカラーで撮ってたから何度かはそれなりに撮れた。（一枚は引き伸ばして今も部屋に飾っている）もっとも台風やら事故やらで大幅ディレイする事もたまにあって、煌々と照りつけるお日様の下で「彗星」が撮れちゃったりした。全然有り難みがないけどｊね。
ということで、今更ながら「彗星＋あかつき」「なは」を迎撃することにした。狙うは休みの日という事で１０月１日、何のことはない「彗星」最終日である。この時期の日の出は６時過ぎ。姫路以東なら走行写真も狙えそうだが、そこまでノコノコ行く気力はない。近場で岡山近辺となれば明らかに日の出前。停車してくれなければ撮りようがない。岡山か倉敷か。岡山駅のホームは15番を使うらしいのだが、このホームは全く撮影に向かない。併結列車だから全長は長く、ホームはイッパイに使うから駅の外から狙う以外足場がない。もっとも倉敷も同じパターンなのだが。結局ま、行ってみるべと言うことになった。相変わらずアバウトな奴である。
そしてこうなった。倉敷駅、構外からそれなりに撮れそうなことが分かったので、倉敷インター脇のコンビニまで引き返して駐車場で仮眠。入線１０分前、おもむろに購入済みのパック牛乳を飲み干し（どうでもイイっちゃあそうだが）、スタンバイ。しかしあれですね、頭が暗いよなあ。ヘッドマークが読めるような読めないような。
６時を廻ればもう相当に明るい。「なは」の方は楽勝である。しかし… なんでEF66牽引なのさ。異常に短い編成なのはこの折り返し便が「あかつき」と併結されるからで致し方ないのだけど、何故にEF65じゃないのかと。密かに好きだったのにな、JR西日本のPF型。EF65でも最終盤に製造された1130番台は余計な物がないスッキリした姿で一押しだったんですがね。
文句を言ってもどうもならないので、仕方がなく岡山空港まで引き上げ又仮眠。朝一の東京便が上がっていくが眠すぎてすぐ横にあるカメラを握る気力も起きない。仕事して、松江０時発ではしょうがないか。で、結局ほとんどカメラにも触れず、岡山市街へ降りる。さあ、何となく目も覚めてきたし、古本や廻りでもしますか。
と言うことで、旧知の古本屋を幾つも廻る。岡山を出て７年、跡形もない古本屋も多い。岡山と言えば万歩書店と言う巨大な古本屋が有名だが、あそこは結構しっかり値付けをしているからお買い得感は薄い。そこでまず、穴場系をハシゴし、いくつか模型雑誌・航空雑誌・別冊本を格安でゲットした。場所は内緒だが、雑誌がろくすっぽ整理されず山積みされている点は共通している。つまり値段もいい加減。最後に万歩書店の本店を覗いてから倉敷に戻る。ちなみに万歩書店は岡山周辺に数店舗あるが、学生時代は全店を１日でハシゴするのが普通だった。ちなみに移動手段はけったマシーン（－＿－；）元気だったんだなあ、ワシも。
最後にお約束のクロスウィングの店舗を覗いて帰途につく。やっぱり遠かった、眠かった。庭瀬のサービスエリアで２時間仮眠。ちなみにここで売っている鯖寿司が好きです。


暁に消えた彗星

ベタな題すいませんけどね。「あかつき」も「彗星」もそれなりに思い入れのある列車だったことは否定しない。栄えある１レ「さくら」に始まる東京口の寝台特急が花形だった感は否めないか、個人的には大阪口の寝台特急の方がずっと憧れだったのですよ、小さい頃は。ま、「あさかぜ」も「はやぶさ」もその気になれば毎日見られたし、むしろ小学館の大百科（あのサイズはちっちゃい癖に厚さが３㎝くらいあって、持ってると何となく博士気分が味わえるという代物　今でもあるのかなあ）とかガムのオマケに付いてくるカードに出てくる渋い奴らが憧れだったのですよ。ヘッドマークもなく、当時既に下り坂だったEF58が引っ張っていて、何だか分からないが３往復４往復走っているという謎の寝台列車。大阪ってなんかすごいトコだなあ　と結構マジで思っていたのだった。謎の寝台列車が走ってるから。
だいたい私自身関西や九州と全く縁がなかったから、「明星」「彗星」「あかつき」「なは」「安芸」なんてところは「大きくなったら絶対見に行く」　＊乗る訳じゃないのが又これねえ… 気になる奴ら筆頭だったのでありました。中学一年生の時初めて大阪遠征して写真を撮りまくったのを思い出すわけですが、のちに幸か不幸か岡山に居着くことになり、それこそしょっちゅうお目に掛かる存在になったのでありました。と言っても岡山を通過するのは夜中と早朝。日の出が早い時期には老体にむち打って（若すぎて朝起きられない病だっただけですが）早起きし、けったましーんを、あ、知らんか、けったマシーン。ようするに自転車をかっ飛ばし、旭川の鉄橋のところで迎撃したもんです。「なは」は岡山発７時過ぎなのでどうともないが（でも一番好きな列車だったので懲りずに結構写真に撮っている）、「あかつき」になると６時ギリギリ、「彗星」なんぞは５時台前半だ。常識的に走行写真を撮るのはほとんど無理な時間。それでもネガカラーで撮ってたから何度かはそれなりに撮れた。（一枚は引き伸ばして今も部屋に飾っている）もっとも台風やら事故やらで大幅ディレイする事もたまにあって、煌々と照りつけるお日様の下で「彗星」が撮れちゃったりした。全然有り難みがないけどｊね。
ということで、今更ながら「彗星＋あかつき」「なは」を迎撃することにした。狙うは休みの日という事で１０月１日、何のことはない「彗星」最終日である。この時期の日の出は６時過ぎ。姫路以東なら走行写真も狙えそうだが、そこまでノコノコ行く気力はない。近場で岡山近辺となれば明らかに日の出前。停車してくれなければ撮りようがない。岡山か倉敷か。岡山駅のホームは15番を使うらしいのだが、このホームは全く撮影に向かない。併結列車だから全長は長く、ホームはイッパイに使うから駅の外から狙う以外足場がない。もっとも倉敷も同じパターンなのだが。結局ま、行ってみるべと言うことになった。相変わらずアバウトな奴である。
そしてこうなった。倉敷駅、構外からそれなりに撮れそうなことが分かったので、倉敷インター脇のコンビニまで引き返して駐車場で仮眠。入線１０分前、おもむろに購入済みのパック牛乳を飲み干し（どうでもイイっちゃあそうだが）、スタンバイ。しかしあれですね、頭が暗いよなあ。ヘッドマークが読めるような読めないような。
６時を廻ればもう相当に明るい。「なは」の方は楽勝である。しかし… なんでEF66牽引なのさ。異常に短い編成なのはこの折り返し便が「あかつき」と併結されるからで致し方ないのだけど、何故にEF65じゃないのかと。密かに好きだったのにな、JR西日本のPF型。EF65でも最終盤に製造された1130番台は余計な物がないスッキリした姿で一押しだったんですがね。
文句を言ってもどうもならないので、仕方がなく岡山空港まで引き上げ又仮眠。朝一の東京便が上がっていくが眠すぎてすぐ横にあるカメラを握る気力も起きない。仕事して、松江０時発ではしょうがないか。で、結局ほとんどカメラにも触れず、岡山市街へ降りる。さあ、何となく目も覚めてきたし、古本や廻りでもしますか。
と言うことで、旧知の古本屋を幾つも廻る。岡山を出て７年、跡形もない古本屋も多い。岡山と言えば万歩書店と言う巨大な古本屋が有名だが、あそこは結構しっかり値付けをしているからお買い得感は薄い。そこでまず、穴場系をハシゴし、いくつか模型雑誌・航空雑誌・別冊本を格安でゲットした。場所は内緒だが、雑誌がろくすっぽ整理されず山積みされている点は共通している。つまり値段もいい加減。最後に万歩書店の本店を覗いてから倉敷に戻る。ちなみに万歩書店は岡山周辺に数店舗あるが、学生時代は全店を１日でハシゴするのが普通だった。ちなみに移動手段はけったマシーン（－＿－；）元気だったんだなあ、ワシも。
最後にお約束のクロスウィングの店舗を覗いて帰途につく。やっぱり遠かった、眠かった。庭瀬のサービスエリアで２時間仮眠。ちなみにここで売っている鯖寿司が好きです。