イーグル染めて

さあ、いい加減あと数回で終わるぞと心に決めた。

まだ、イーグルである。後日談めいているが、その後の状況(ようするにまだ未完成だ)をつらつ
ら書くことにしよう。

まずはエンジンから。話題の田宮かに部品請求した奴である。
ご覧の通りおよそ違和感がなくおさまった。(同一スケールだから当たり前、なんて事がないのは世の常である。サイズほど当てにならない物はない。)
気持ちノズル側(横向きにパネルが走ってるところ)が小さめなのだが、実物も基部のパネル(縦向きのパネルが並ぶところ)が覆い被さるような作りなので濃いめにスミを入れれば違和感がないと思う。本当は外側の金属パネルは、もっと明度も低いし小汚い場合が多いが、程々にしてみた。
ノズルの中側は、思い切って大改装している。
もともとレベルのキットはアフターバーナー部が皆無で、ノズルの前端にいきなりエンジン後端パーツが付くというにわかに信じがたい構造であった。一方、件の田宮さんは、当然パーツはあるけれど、前記のハイGタンクと同一のランナーに鎮座ましましておられるが為に、購入するのも馬鹿馬鹿しい。
そこで、先人の知恵を借りた。月刊モデルアート誌のバックナンバー(かなりというか、相当前。「ベスト・ガイ」の頃と言ったら分かるヒトには分かるかな)にレベルちゃんの作例が載ってるんですよね。何とアイリス板無しノズルを自作(エンジン一機あたり数百パーツあるらしい)しているという超絶作例なのだ。これ、田宮がキット出す前のだもんなあ。当然アフターバーナー部も自作してまして、なんと提げ振り(しらんヒトは勉強してね)用の紐をフィルムケースの外側にぐるぐる巻にした奴なのだ。
フィルムケースがちょうどいいサイズなのは私も気付いてたのだが、実機のそれはあんなのっ
ぺらぼうでは無くて、かなり細かく凹凸があるので困っていたのだ。まさか紐巻いて固めるとは
ねえ。…採用。
提げ振り紐が何故ご推奨かというと、紐の組み方が複雑でそれっぽい模様が浮き出るからな
のよね。おまけに弾力性があるのできっちり隙間無く巻き上げるのが楽なのだ。
出来はご覧の通り。ノズル内部をかなり汚したので、アフターバーナー部もバフというか、こん
がり焼けちゃった感じに塗り上げてみた。

ここまでだいぶん滞っているように思われるかもしれないが、実は6月に大事件が起きたのだ。

つまり、
メインギアがポッキリ折れた。



やはりね…   
正直驚かなかったわ。どう見ても重量に大してひ弱だったから。
仕方がないので、残骸を掻き取り(これが意外に面倒)、田宮の金属脚をコンバートすることに
した。田宮のそれはL字形のダボを胴体に填め込み、金属ネジでギチギチに固定するというも
ので、レベルの胴体に填めるのはなかなかの大手術。お陰でガッチリしたけどね。

もはやお手軽製作の面影は全くない。    ふう。
並行してこんなのも作らないかん訳で、久々にイラストレータと格闘。上手くなったような気はしていたのだが、やっぱり年に一度くらいしか使わないんじゃ忘れるわな。こういうイラストってそのまま縮小してもダメなんで、デフォルメするのだが、この辺がもう限界。
ほぼ完成状態まで持ってきた垂直尾翼。
俄然精密感が出てきたのは嬉しいが、ロービジ化したゴールデンイーグルをはじめ、極悪に細かいパネルナンバーまで自作。このパネルナンバー、山のようにあるので目立つと思うのだが、田宮のデカールでは丸々欠落してるのよね。仕方がなく自作したが、細かすぎて貼るのが…しかも自衛隊のs/c機ではお馴染みの注意書きの周囲を塗り残す慣習のお陰で、コンパスグレーのデカールと重ね貼りせねばならぬ。
しぬる…。
そして締め切りに間に合わず…もういいや。