ガスタービンも結構素敵

別にガスタービンで動く車を買おうという訳じゃあないんだが。
恒例になりつつあるらしい舞鶴地方方面隊の訓練展示が島根半島沖であったのだ。
金曜日に境港入港で、土日が一般公開と訓練展示なのだが、お天気は最低。ま、梅雨だしね。
あっちもこっちも豪雨でご愁傷様です。

何、取って付けたように言うな?
書きたいから書いただけじゃ、文句は受け付けない。
と言うことで、大雨の金曜夜は出撃自粛(しかし自粛って便利な言葉だね)
土曜日は朝起きられず、10時までの一般公開に全然間に合わない時間。ちょっと最近お疲れ気味かもなあ、つうわけで小雨が降ってるのを言い訳に出撃自粛。外堀を自分で埋めちゃったどっかの大名みたいだが、日曜出撃せざるをえなくなった。
ここに来てハタと考える。
何処で何撮るべえか。
情報によれば、護衛艦は2箇所の岸壁に分かれて接岸しているらしい。岸壁ったって大してスペースはないから、おそらく海自お得意のメザシ停泊(勝手に命名)に違いない。これは絵的に面白くない。
そもそも、今一テンションの低い理由は今回は新鋭艦が皆無だと言うこと。こんごうクラスは以前来港したのだが、今回は×。いつの間にか勢力を拡大している準イージスむらさめクラス&改クラスも皆無。乗船していろいろ見る気分ではない。
ということで、どう出ていくか不明な出港は無視して、帰港を美保関側から狙うことにした。(たんに朝寝坊なだけかも)

取り敢えず一枚目は先頭を切って入港してくる あぶくま
ちょっと小型だがこの手の小回りの利く奴が本当はたくさん必要な気がする(素人ながら)
5時着と聞いていたので30分前に入港と践んだのだが、不覚にも我が車はガス欠寸前で途中給油。おかげでギリギリになってしまった。

つづいて今回唯一のゆきクラス みねゆき
護衛艦の代名詞もだいぶん老朽化してきた感じだが、一目で護衛艦と分かるコイツがいないと締まらない。

今年の主力はこちら はるな
気がつけば舞鶴の主になって長年経つが、ヘリ格納庫を合体させた巨大な上構が遠目にも目立つ。こういう前後がひらったくて中央がズドンと高い配置って戦艦そのものだよね。前部背負い式の主砲もステキ。戦艦榛名、記憶だとあんまり活躍してなかったなあ。

この不細工な(失礼)きりクラスも、忘れるわけにはいくまい。取り敢えずしんがりは せとゆき
何となく卵を背負ったタガメをイメージさせるんだよね、この船は。ま、愛嬌はあるけどレーダー反射面積は大きいぞ〜。
オフセットされた後部マストが結構お茶目でした。こんな設計した奴はお茶目ではすまされんが。

後ろから見るとこんな。滑走路横のヘリ格納庫をそのまま載っけただけに見えてくる。だいたいこげな大穴開けようと思ったら、かなり構造強化が必要じゃなかろうか=重心高くない?
ちなみに後方の巨大なクレーンは境港最大の移動式クレーンで、作ったその年に大風の中無理に動かして壊れたというステキな代物。こんな目立つ物、とっとと撤去したいらしいが、その費用も馬鹿にならない。

見学者を乗せなかったためか、テンデ別行動を取ってヤキモキさせてくれた 某きりクラス(敢えて艦名伏せ字)
投錨したと思ったらフラフラ動いたり、よくワカラン。
この角度から見てもやっぱり不細工。強い物、素晴らしい物は、例外なく美しいがモットーの私としては…。
まあ、建造中の新型イージス艦もヘリ格納庫付になってるそうだから、対潜哨戒ヘリの役割って大きいんだろうね。

久々に護衛艦三昧でドキドキしたが、ほとんどが旧知のお方。
やっぱりむらさめクラスが見たかったよ〜〜。 
と言いつつお気に入りは、はたかぜクラスなんだけどね。やっぱり男ならチマチマ防空任務じゃなく、打撃力重視でしょ?
しかし、そう考えると76mm速射砲とかって、単にサイズだけ見たら先の大戦では打撃力ないよねえ。高角砲でさえ127mmとか100mmだもの。弾丸サイズではすでに負けてるじゃんか。いかんなあ、そういう感覚って気がつくと飛んでるよね、ウォーターラインとか作ってると高角砲なんておまけだもんなあ。大和ミュージアムに並んでた陸奥の主砲は41cm、凄い物作ってたんだなあ、あの頃は。ショウモナイ時代でもあるわけだが。

全然ガスタービンの話になってない気がする…。

補足:アレですね、舞鶴にはむらさめクラスは居ないんですってね。そら来ないわな。
そういえば話題の「亡国のイージス」見てきましたが、原作の方がパワフルで私には合ってるなあ。原作だとイージス艦「いそかぜ」は、はたかぜクラスの大改修後という設定だったと思う(すまぬ、探したが本が見つからなんだ)。