空と海と飛行機と

いよいよオーラス、最終日となった。
例によって6時早々には目覚めてしまう健康的な朝である。
そっと窓を開けると
いやはや今日もまた雲一つ無い快晴である。何を信じてイイやら分からなくなっ
てきた。テレビでは、本島やら八重山では雷雨でかなり降ったと言っている。時
間の問題かもしれないが、今日も行けるトコまで行くしかない。強運の持ち主は
南風までよんできているようだ。
クラブハウスで何げに聞くと、どうもJALはお帰りのみで、訓練は無いのではない
かという。昨日は訓練後に管制塔下(ターミナルの目の前)まで転がしていった
から、ひょっとしてお帰りか?と思ったのだが、図星らしい。せっかくの下地晴れ
で日の丸カラーが見られないのは残念だ。
さて、本日もドルフィンは朝からブンブン飛んでいる。
同じヒトが飛ばしているのではないにしろ、頭の下がる思いだ。
やがて767にも火がが入る。今日は一日青波とのおつき合いになりそうだ。
ちなみに昨日夕刻、ANAの767は何らかの理由で機体が入れ替わった。お陰で今日
からは新しいANAタイトルの機体が飛ぶ。
昨年もそうだったが、最終日が一番の快晴。
何はともあれ目出度いことである。
こうなればドルフィン相手に最高の一枚を
狙うしかなかろう。
ところで、下地に来てみると分かるこ
とだが、訓練機は淡々とタッチアンド
ゴーを繰り返しているだけではない。

様々な状況を想定して、低く飛んでみ
たり、高く飛んできたり、あるいは近
所の訓練空域に出かけてみたり、訓
練に合わせてそこそこメニューは豊
富である。

我々撮る側からすれば、通常より低く
廻ってくれれば(悪天候時に滑走路を
目視しながら正面に回り込む訓練だ)
海と絡めたカットが撮りやすい。
早々とゴーアラウンドしてくれればこれ
また意外なカットが撮れたりする。
ただし訓練だからそれなりに危なっかし
い?所もあるわけで、今日みたいなクロ
スウィンドの日は、コックピットもさぞかし
大変であろう。

離陸位置に着いてからモタモタしたり、今
日も苦労してるのかな。
おかげでこんなのが撮れたりするわけだが。
さて、R/Wエンドでの撮影はそれはそれで満足いくものだったが、個人的にはちょっ
と狙ってみたいカットがあった。その為にバズーカ砲を担いで来たと言ってもあながち
嘘とも言い切れない。
そそくさと伊良部島の高台へ向かう。

かなり距離があるので陽炎の影響は深刻だが、サイトで出すくらいならレタッチ具合
で何とでもなるという奴だ。PLフィルタを掛けてやりたいところだが、残念ながら純正
品はちっちゃい癖にメンタマが飛び出る値段なので持ってない。
しかしあれだな、思いっ切り画像サイズ間違ったな。
まあ、折角なんで本サイト史上最大画面ということにしておこう。
意外にも西風がかなり強く、予想外にドタバタしてしまった。
無論400mm(換算640mm)でもこれくらいは撮れるわけだが、寄った方が面白いの
は間違いない。
昼過ぎまでひとしきり撮影して、さあ撤収だ。
粘って粘って夕方フェリーに乗ってもイイのだが、最近は観光バスが普通に伊良部ま
で渡ってきたりするので、ちょっと心配ではある。
満車で次どうぞ、と言われても帰りの飛行機に間に合わなければ悲惨な展開が待っ
ている。
と言うことで、ホテルニュー伊良部の食堂でちょっと遅めの昼食をとり(ここの定食は
安くて量が多いので、その筋がお好みの方には最適だ)そそくさと佐良浜港へ向か
う。
ん〜〜〜、大して混んでないか(でもバス1台いたからね)

やっぱり島を離れる時ってのは、何となく寂しくなるもんだな。
また来るから、心してまっちょれよ。