KLM Boeing747-200B(SUD)(SF)(SCD)



 KLMオランダ航空が誇る747SFを再現しました。このモデルはDWのダイキャストモデルを種に、DRAWデカール社のデカールを用いて製作したものです。DRAWデカールは、アルプス電気製のパソコン用プリンタを用いて印刷されたデカールです。2000年5月になってやっと手に入れましたので、一気に作り上げてしまいました。

 では、ポイントを見ていきましょう。
 KLMの貨物機は、実機自体かなり変わった経歴の持ち主です。世界的にも数の少ない「後から」コブを長くしたジャンボ機であり、同時に世界初のコブの長いジャンボ「貨物機」なのです。長ったらしい型番が、それを物語っています。DRAWデカールを使った最初の機体として、相応しいと思った次第です(o^−^o)

 まず種になる機体ですが、アンセット航空の747-300とアリタリア航空の747-200Bを使います。アンセットの機体はエンジンが違うので、分解の後、アリタリアの方から主翼ごとエンジンをコンバートしてきます。(残りの胴体と主翼は、また何かに使いましょう)
まず、この分解が上手く行くかがキーポイントです。

 続いて塗装ですが、いつも通りイイカゲンです(^_^;)
まずはネット上で同機の写真を片っ端から集めてきます。やっぱり資料集めが基本ですよ。
で、それからおもむろにアンセットの塗装をラッカーシンナーで拭き取り、下地の白塗装一色にします。(下地塗装はかなり強力なので、十分再利用できます)ここにライトブルー、ディープブルー、グレーの順で塗装をすればお終い。エンジンはグレーに塗られているので、筆塗りで塗り替えます。そうそう、主翼のコロガードは本当にイイカゲンです。無視してください(;^_^A

 いよいよデカール貼りですが、キーポイントは3つ。
    ・デカールは一つ一つナイフで切り出してやること。当たり前ですが、クリアデカールに印刷しただけですから、
   そのままではただの一枚のシートに過ぎません。使う部分ごとにナイフでカットする必要があります。これが難し
   い。印刷面はけして強いモノではないので、あまりしっかり指で押さえたりすると剥げてしまいます。
    ・フィルムが薄く、ヘロヘロ張りがないので、とにかく素早く、さっさと位置決めをして貼る。粘着力も弱いので、
   貼ったら絶対触らない。(ということで、今回は途中でトップコートをチビチビ吹いてデカールをコートしながら貼り
   ました)
    ・最後に必ずトップコートを吹いてやりましよう。印刷面が弱いので、とにかく念には念を入れて。今回は半光
   沢にしてみましたが、デカール部分も目立たず、いい感じです。

 以上で完成です。胴体と主翼を組み立てて、水平尾翼(やべ〜、色塗るの忘れてらあ〜)とギアを差し込めばお終い。こいつ、無茶苦茶存在感ありますねえ。ちなみにこの機体、W・ライトという愛称が付いているんです。ライト兄弟のお兄さんだったかな。ちゃんとそのロゴも貼ってありますよ。

 そうそう、なんでスターボード側しか写真無いかって??
実は、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、サイドカーゴドア(SCD)のデカールが含まれていなかったのじゃ。あ〜、自作しなくっちゃ。