《 我が家のお宝 》

我が家のお宝と言えば,先ず
   第一に家及び建築に使用されている材料。
   第二に御先祖様を祀ったお墓。
   第三に代々受け継がれてきた古文書類です。

     
     


 最近テレビ番組等で多く紹介、放送される。
いわゆる『お宝』=『お金』に類する品物は特に無い様です。
 太平洋戦争当時、家にあった刀を荒縄で縛り、2束(約50本)供出したことを子供心に覚えています。
父、伯父等親族が皆出征しており「戦地での無事を祈り、お国の為に」と、祖母や母が願いを込めて供出したのです。
 お陰をもちまして願いが通じたのか、終戦直前には広島の原子爆弾に遭遇、船舶兵としても一番危険な兵役に就いて
いましたが全員無事復員して参りました。
 供出した刀(中には銘の通った物も有ったそうです)等は全て戻って来ませんでしたが、今惜しいとは思っておりません。
   第四に大切な物。
 それはJR藤野駅を中心とした現在の環境であります。
沢井川の清流が流入する相模湖、今でも耕作している約20ヘクタールの農地(畑だけ)家の裏から続く
陣場山ー高尾山一帯のハイキングコース。山里の静かな温泉、温泉宿、竹の子の里、ゴルフ場、園芸ランド、芸術村等々。
 そして今でもサル、イノシシ、ハクビシン等、数多くの野生動物が生息する恵まれた自然環境の中で日々の生活を送る
ことが出来るのが何にも増しての宝ものだと思っております。

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