●2002年十二月議会での質問、討論の紹介
2002年最後の十二月議会では、内灘町の地方自治に関係する重要な議案が審議されました。 一つは、議員の政務調査費、現行3万円/月を1万円減額し、2万円にするというもの。 もう一つは、議員の定員を現状の18名を減らすかどうかについてです。
いずれも「経費削減」がキーワードとなっていますが、町の支出のムダが多いのではないかという疑問は多くの町民からも聞かれます。経費削減と地方自治とのかねあいから、もっと議論を積み重ねる必要があると感じます。 これらについて、以下のとおり、議会で私の意見を述べさせていただきました。 なお、この文章は、私の発言原稿をもとにしたもので、正規の議会議事録のものではありませんので、ご了承下さい。 (議会での議論などは、別途紹介させていただきます。)
■その1 議会議案第12号 政務調査費1万円削減案 について賛成討論いたします。
わたしは、政務調査費については、その使途に疑いをもたれることのないように、一点の曇りもなく明らかにするべきだと考え、「みずの輪便り」で自分の政務調査費の使い道を公開してきました。領収書も付けるべきだと考えております。 議員としての資質を高めるための資料購入や、学習会への参加、議会活動をみなさまにお伝えすること、またご意見を伺ったり、議員本来の仕事をしていくに当たって政務調査費は、現状の3万円でもわたしにとっては全く不足しております。「削減ではなく全額廃止」などとんでもありません。 けれど、昨今の社会の経済状況を見ましたとき、不況の風はわが身に染みて感じておりますし、町会長さんたちのおっしゃることは、真摯にとらえ理解しております。 そこで、もう一度議員活動のやり方を見直し、創意工夫することによって政務調査費削減への努力をすることが、町民のみなさまの民意に沿ったものと判断いたしました。 よって、議会政務調査費の交付額を一万円減額することに賛成いたします。 この機会を天の声として、ガソリン代や電話代を見直し、全ての使途を町民のみなさまが納得できるよう、明らかにしていくべきだと思います。
■その2 議会議案第14号内灘町議会議員の定数を定める条例 現状の18名 について賛成討論をいたします。
町の議員の定数を減らせという声が出ております。 先般、町会長さんとその件でお話する会がもたれました。 議員削減の理由は、ひとえに経費削減のためでございました。 議員として非常に残念です。政務調査費のところでも申し上げましたが、現在の経済状況の厳しさは身にしみて感じており、町会長さんの要望は真摯に受け止めております。 けれど、経費削減のみの理由によって議員を減らすことには反対です。 議員が研さんを積み、議員として成長し、あるべき本来のチェック機能を高めていくことにより、税金の無駄づかいを排することができるからです。
12月議会で取り上げさせていただいた入札制度の改革もそのひとつの例です。 今年度から500万円以上の公共工事の予定価格が事前公表になりました。その38件の入札結果があります。 総予定価格は5億7千212万円。落札率は97、54%を最高に、ほとんどが97%前後であり、平均落札率は97、4パーセントにもなっています。この数字をみなさまにじっくり考えていただきたいのです。(1パーセントでも、570万円です)議会が監視機能を高め、適正な落札価格を得ることにより、税金の無駄づかいはなくしていけるのです。これはひとつの例にすぎません。 また、議会広報対策特別委員会では委員各位の協力のもと、経費の削減に努めてきました。H13年には他に先がけて厚生費を削減し、今年度は議会の厚生費を大幅に減額した中で議員全員がそろって最大限の効果をえるよう努力して参りました。 以上のように、政務調査費を含む議会費をはじめ、町の歳出チェックを進めていくことにより、経費の削減は進めていけると考えます。 さらに、議員の数を減らすことによる弊害として、「地盤もカバンも看板もない女性」がますます議会に出にくくなることが上げられます。有権者の半分が女性でありながら、この12年間、内灘町に女性議員は一人しかおりませんでした。県内全町村では10人で、石川県下の女性議員の比率はわずか2、1パーセント、全国で最下位です。 女性をはじめ障害のある方など、社会的に弱い立場の人々の意見が反映される議会であるためにも、現在の定数18を守りたい。 議員定数の削減より先ず第一にするべきは、議員の倫理を確立し、町民のみなさまの付託に応えられる議員の質の確保であると考えるにいたり、現在「議員倫理条例」制定の準備を進めております。
以上の理由により、議員定数は削減せず、現状の18を維持する議案14号に賛成いたします。議員のみなさまの賛同をお願いいたします。
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