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2002年12月議会一般質問

 傍聴の皆さま、午後からもご苦労さまでございます。
 2002年最後の議会になりました。通告にしたがって、質問させていただきます。
 先ず、町民の皆さまから町に寄せられる「ご意見」に対してどのように対応しているのかお尋ねします。

 9月議会で取り上げさせていただいた窓口対応について、真剣に取り組んでいただいていることを喜んでいます。当然のこと、かもしれませんが、全職員を上げて真摯に受け止めて改善に努力していただいていることに、敬意を表したいと思います。
 職員の写真を表示したり、研修会を開いたり、いろいろ改革していただいており、アンケートもその取り組みのひとつです。
 庁舎の入り口に以前からご意見箱が置かれています。そこに職員の対応についてのアンケートと、町政全般についてのご意見を記入できる用紙が備えられたのです。気が付かなかった方は、お帰りのときに確認してみてください。
 大変結構なことなのですが、以前からご意見の記入用紙は置かれていて、わたしの友人が、名前も住所も明記して投函したのに、全くなしのつぶてだと言っておりました。今回、記入用紙が変わったら、それに対する対応も変わったのでしょうか。
 せっかく思い切ってご意見を書いたのに、それがどういうふうに取り上げられ、どういうふうに検討されたのか、または検討の対象にならなかったのはなぜか、ということがわからなかったら、ご意見ものれんに腕押しで、「書かなかったほうがよかったかなあ」となってしまいます。
 このご意見箱にきた町民の皆さまのご意見の中で住所や電話の明記されたものには、窓口対応と同じく、「こちらからお返事を差し上げて」いただきたいと思いますがいかがでしょうか。お尋ねします。
 同じく9月議会で取り上げました町のホームページも、企画調整課を筆頭に、各課へのメールでのアクセスがしやすく作り変えていただきました。ありがとうございます。ただ、わたしが一番望んでいた「町長に夢を語る」というわたしの夢はかないませんでした。もう一度再考していただければと思います。
 また、このホームページに寄せられたご意見とご意見箱のご意見は、一階の掲示板で公開すべきだと思っておりますが、いかがでしょうか。個人名をあげて個人攻撃をしたようなものやプライバシーに属するものがもしあれば、それは除外して、あとは全部お返事とともに公開してください。
 このひな壇にお座りの男性方は行かれないのかもしれませんが、あちこちのスーパーマーケットやフィットネスクラブなどでは、ずいぶん前から、今申し上げましたようなご意見処理がされています。もちろん、様々な要望に対して全て良い答えができるものではありませんが、しっかり受け止めて検討したと言う姿勢が伝わることで、ご意見を寄せられた方が納得されるだけでなく、公開されたご意見と答えを見た方も良い印象をもってくださると思います。
 ぜひ、ご意見へのお返事と、その公開をしていただきたいと言うのが、一点目です。

 次に、8月に接続が開始されました住民基本台帳ネットワーク、いわゆる住基ネットについて質問いたします。
 9月議会では、清水議員の質問に対し助役が「今は基本四条項だけしか送っていないが、実際には12項目入っている。」と答弁しています。これにより本籍や移動などがわかると困る人たちもいらっしゃいます。
 例えば、夫の暴力に命の危険さえ感じて、隠れている女性です。
 わたしはそういうDV被害者の方からの電話相談を受けるNPOに属していますが、内灘の方からの電話も実際にございます。また、先日は内灘の男性が、「妻を刺してやろうと」包丁を持っていたところを逮捕されたという報道もありました。
 単に4項目だけでも問題なのに、今後どのような方面にこの住基ネットが使われていくのか、不透明でたいへん不安だということは、わたくしも申し上げました。
 いまのところ住所・氏名・性別・生年月日だけと聞かされていますが、それにより93もの行政事務処理が行なわれます。言い換えれば、わたしたちは93もの情報を取られるわけです。
 その上「利用目的を厳格に審査し、安易な拡大をしない」と決めてあるのに、パスポートの申請や司法試験など171に事務を増やそうとしています。一見便利なようですが、本当はパスポートには戸籍謄本も必要なので、住民票だけでは役に立ちません。
 このような疑問は、来年8月に発行されるという住基カードに対する不安に繋がっていきます。
これについても助役は「一枚いくらになるかは検討中」という答弁でした。つまり、カードの発行は既定事実として進められているわけです。
 けれど、この住基カードには、問題がいっぱいあります。図書カードとの併用で、その人の読書傾向や思想までつかむことができ「あいつは危険思想の持ち主だ」と色分けされたり、健康保険証代わりにすれば、個人の病歴や飲んでいる薬までわかってしまい「病気もちだから」と差別が起こったりします。納税にはカードがなくても番号だけあれば管理できる状態ですが、金融機関のカードとリンクされれば、資産状況などもすぐ把握されます。その他、いつ、どこで、なにをしていたかまで、すべてのプライバシーが丸裸にされる危険性が極めて高いと、多くの識者が憂慮されているのです。
 これは建前上は希望者だけに交付されることになっていますが、利用の範囲を広げれば、持っていないと不便だということになったり、持っていないこと自体色分けする原因になったりする危険があります。この危険性について、町はどのようにお考えか先ず、お伺いしたいと思います。
 わたしは9月議会で、この情報が不正利用されないように、いつ、だれが、何の目的で利用したのかはっきりさせるためにアクセスログの開示を求めたわけですが、「町にはログは残らない」という答弁でした。では、「県から取り寄せてほしい」と言ったら、「県は直接おいでくださいと言っています。」と、まるで県はログを開示するような答弁だったのです。しかし、県の同じく9月議会では、この問題を取り上げた北野進県議の質問に「県にログは残らない」と答弁しております。ここのところ、確認されましたか?結局不正利用を防ぐ決め手はないのです。
 ならば、住基ネットへの接続を停止して欲しいと思います。これも9月、清水議員の質問に「国の取り組みを信用していく」と答弁されていますが、もう一度、考え直してみるべきではありませんか。町長、国のやることは信用できますか?合併しない宣言で有名になった福島県矢祭町では住基ネットも拒否しています。いかがでしょうか。

 接続を続けていくと言うのなら、町民ひとりひとりの意志を問うべきです。いつの間にか知らない間に11桁の番号をつけられた上に、プライバシーを侵害され、将来的にはどこまで管理されることになるかわからない住基ネットです。
 横浜市のように、住民の意志による選択性にすべきです。
選択性を導入した横浜市では、なんと80万人が不参加を表明しました。それも、電話をかけて断ったとか、はがきを出したとかではなく、ほとんどの人が手続きのためにわざわざ市役所へ出向いたのです。その危険性を感じている人たちがいかに多いかを証明しています。
 内灘町でも住民の自由な意志を尊重され、住基ネットにこのまま参加し続けるか、不参加にするかは、個人の選択に任されるよう、町長の勇気ある決断を期待いたします。

 三番目として、町の公共事業の入札制度についてお伺いします。
 昨年の6月議会で「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づいて入札予定 価格の事後公表を求めました。予定価格がわからなければ、落札された価格が安いのか、高いのかもわからなかったのです。
 助役は「金沢市が事前公表を試験的に始めたので、内灘町でもその状況を見守ってみたい」と答弁。結局平成14年度から、わが町でも「500万円以上の工事については事前公表してみよう」ということになりました。
 今年度いっぱいと言うことで、まだ試行の途中ですが、38件の結果をここに持っています。落札率はちょっと乱暴ですがわかりやすく、小数点以下は四捨五入しますと、97%から始まって、97、98、97、97、98、99,54・・・・これは百%になってしまいますので・・・99、97と続いています。38件の平均落札率は97.4パーセントです。これを聞いてみなさんどう思われますか?
 総務課に、昨年予定価格の公表をしていなかったときの落札率を出してくれるように要求しましたが、拒否されました。前の資料を出さずして、どうして今の方法が正しいと判断できるのでしょうか。97,4%と言う高値落札の結果を見て、談合があったのではないかとの疑いを抱かざるを得ないではありませんか。
 もともとわたしは、事前公表には反対でした。百円だと前もってはっきりしたものに、80円の値段はなかなか付けられないのは当たり前。九十九円と言わないのも当たり前。97円前後に落ち着けたいと言うのが人間の心理です。こんなことは、主婦のわたしにもわかります。
 わたしが心配しているのは、11月29日に「金沢市では来年度から全入札で予定価格の事前公表制度をとりいれる」と報道されたことです。落札率を比較すると、入札後に価格を公表したほうが、入札前に公表したときよりも安かったのです。それなのに、事前公表のほうが99%以上の高値で落札したものが少なかった、というあきれた理由で「事前公表」が採用されたのです。これでは何の改善にもなりません。
 目を上げて全国を見てみれば、あちこちで「事前公表は高値落札が急増」とか「高止まりが懸念」されています。
 入札が終わってから予定価格を公表するのが一番いいシステムのはずなのにどうしてできないのか。一般に言われているように、議員や業者から行政側への圧力や誘惑があるからでしょうか。入札の事前公表制度は、それがあることを認めた恥ずべき制度ではないのでしょうか。
では内灘町ではどうすればいいか。
 以前研究をお願いしました、横須賀市の電子入札制度があります。横須賀市の入札改革はコンピューターによる入札で談合を防止しているほか、受注希望型指名競争、低価格調査制度などで成功し、年に30億円も節税したということです。
 数多くの自治体からの視察や、問い合わせが殺到していることも昨年ご紹介しました。
また、山梨県・小渕沢町・鈴木町長の断固たる信念による改革は、入札のチャンスは一回限りにしたことだそうです。その他、指名業者を増やす。条件付一般競争入札を増やす。入札後、他の業者にも入札させ開封は同時にする追加指名、または時差入札などの改革により、十一%も落札価格が下がったそうです。この小渕沢町では郵便入札制を行なっています。これなら、小さい業者さんでも大丈夫です。
 このようにして、地元の中小業者の保護育成にも成果をあげているところも、見習わなければなりません。わたしも指名業者を増やし、地元業者の配分を増やす、指名からもれた業者の苦情を聞く機関を作る、など、中小の業者への配慮は充分にするべきだと思いますがいかがでしょうか。
鈴木町長のホームページには次のように書かれていました。
 予定価格の事前公表はいったい何の論理か。まさかと思うが情報公開と勘違いしているのか。マスコミも先進事例と錯覚し、報道しているのは困ったものだ。
事前公表は、まやかしの合法的な価格漏えいであり、役所の責任放棄と言える。
 来年3月の見直し時には金沢に追随せず、事後公表に改めて、責任ある入札改革をしてくださいますように、その考えがおありかどうかお伺いいたしておきます。
 職員を町の宝に、と岩国哲人さんがおっしゃっています。職員の知恵を集めればできます。みなさん、町の宝になってください。
 わたしも少しでも役立てるようにと無い知恵をしぼっています。随意契約という大きな問題については、また次回取り上げることにして、今回はここまでといたします。

 四番目は雪に対する今年の対策です。
 一昨年の豪雪時の混乱はまだ記憶に新しいところです。その後雪害対策については新しいシステムが検討されたと聞いておりますが、安心のためにその概要をもう一度お聞かせいただきたいと思います。
 平成十三年三月議会でも取り上げさせていただきましたが、迅速な情報の収集とともに、町民の皆さんに迅速に情報を提供できるようにお願いしておきます。
 また、各町会と除雪車の入る道路の優先順序など協議して、担当になる業者にもそれぞれの町会の情報を渡しておくべきだと思いますがいかがでしょうか。

 最後に総合公園のテニスコートのバリアフリー化についてです。
 ノーマライゼーションの意識が広まり、政府も道路や公共施設などのバリアフリー化に熱心に取り組んでいます。町でも、この種の要望については大変前向きに対応していただいています。
 障害を持った方が健常者の力を借りず、自分で生活し、自分で行きたいところに行け、自分でしたいことができる、というのが目指すべきノーマライゼーションの社会です。
 そういった意味では、総合公園のテニスコートにはバリアフリーの立派なトイレがあります。障害者用のマップにも載っております。
 ところが、トイレには一人で行けるようになっているのに、肝心のテニスコートには車いすをだれかにかついでもらわないと入れないのです。これは全く本末転倒です。
 障害がある方が「ありがとう」「すみません」と遠慮したりしなくても、自分の力で車いすのままコートに入れるよう、緩い傾斜のスロープを付けていただきたい。テニスをする車いすの方たちのグループでは、県の緑地公園のテニスコートを使って毎週テニスを楽しまれているそうですが、内灘の総合公園もサンセットブリッジができ、訪れたい魅力のスポットになっているとか。ぜひ、彼らの希望に応えてあげて下さるよう、そしてバリアフリーのトイレが真の意味で役立つ日が来るように。
 健常者と障害者が一緒に走る「アカシアジョギング」という素晴らしいイベントが毎年5月に開かれています。このイベントを総合公園を起点として開催することを求めます。ここで開催すれば、白帆台の宣伝にもなり、新しい橋や風力発電の風車を見ながら走ることができ、このイベントを盛りあげ、アピールすることができます。
 6月議会で総合公園をエコ公園にと申し上げましたが、今回はそれに加え、遊具も障害児対応の遊具を入れたりして、総合公園を内灘町を象徴する全ての人に優しい公園に育てましょう、と申し上げてわたしの質問を終わります。ありがとうございました。


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