3歳の誕生日の日に思うこと


平成18年11月7日 立冬
昨日まで暖かい日が続いていたのが、うそのように急に寒くなった。今日は、たけくんの3歳の誕生日!何か特別な事をするわけじゃないけど、逆にいつもと変わらなく元気に過ごせている事に満足している。春先にはいていたズボンのウエストが、きつくなっていたのでやっぱり大きくなってきてるんだなぁと改めて思った。毎日一緒に過ごしていると、微妙な体型の変化にはすぐに気付く事はあまりないものの、精神面の発達は手にとるように判る。ダダをこねるのに加えて、2歳後半頃から自分の気に入らない事がおこるとすぐ、スネるのだ。首をかしげて、その場にじっとたたずんでいる。もちろんしばらく無言のまま。主人は、「気に入らなかったらスネるなんて、誰も教えていないのに自然にそういう行動をとるんやねぇ。」と言って笑っている。
最近は、自分から「ごめんなさい」が言えるようになってきた。「ありがとう」も時々言える。特に悪い事をしてママに叱られた時、すぐ泣いたかと思ったらしばらくして「ごめんなさい」と私の所に言ってくる。いつもはすぐに許すのだけど、よっぽどひどい事をした時には、しばらく怒ったふりをする事がある。こんな時、子どもは一体何を思っているのかな?などと考えてしまう。「ママもう怒ってない?」などと言っては私を驚かせている。私の顔色でもうかがっていたかのようなセリフである。思いがけない事を言ったり、また思いもよらない行動をしたりと毎日が退屈しない。主人や私が何か言うと、「イヤッ!」と反抗してばかりなんだけど、3歳くらいになると皆そうらしい。最近は、私達の体を叩いて反撃も。2歳の時はしなかった事をしてみたり、言わなかった事を突然言ってみたり色々な変化がある。
自分が小さい頃は、どんなだったのだろう?ふとそんな事を考えたりする時がある。ダダをこねてワンワン大泣きした時、頑張って作ったおかずをあんまり食べてくれなかった時、何回言ってもおもちゃを片付けてくれなかった時など、きっと自分が小さい頃にも同じように親を困らせていただろう。自分が親になって、初めて親のありがたさがわかると言われるがまさしくそのとうりだと実感している。色々大変だと思っても、やっぱり自分の分身である子どもはかわいい。
後日、主人の両親から届いた車と船のおもちゃに喜んでいたかと思うと、主人もロボットのおもちゃをプレゼントに買ってきた。最近のおもちゃはどれも立派な物が多いのに驚く。小さいうちからあまり贅沢をさせたくないと思っているのは、私だけなのかな?主人は、自分が小さい頃あまりおもちゃを買ってもらえなかったので我が子に色々買ってやりたいと思っているらしい。その気持ちはよく解るけれど、何でも欲しい物を買ってもらえるんじゃないかと思わせるのはダメだ。我慢させる事も必要だと思う。
「しつけ」なんて大それた事のように考えてしまいがちだが、日々の生活の中で自然に身についていく事の方が多いような気がしている。何か「しつけ」に関する本を探してみようかと思ったりしてみたものの、実際それは本当に必要なものではないのかも知れない。本を読んだところで、そのとうりにうまくいくはずもないのだから。マニュアルどうりにいかないのが、「子育て」なのだから。基本的な生活習慣は、身につけなくてはならないけれど後は、できるだけ子どもと接して愛情を注いでいきたいと思っている。それが、今の私にできる唯一の事だから。
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