ホンダS800
 S360/500が参考出品されたのが1962年の東京モーターショー。Sシリーズ最終型が1965年デビューのS800である。
 S800は当時1000ccクラスのレースでは国内のみならず国外においても優勝を果たすなどの驚くべき成績を残している名車である。わずか791ccというちっぽけなエンジンを搭載していながら「時計のように精密」と賞賛された。最終モデルのS800でも75万円という安価な販売価格で当時の日本人にスポーツカーの楽しみをもたらした成績はきわめて大きいと言えるだろう。

全長 3335mm エンジン型式 水冷直列4気筒DOHC
全高 1215mm 総排気量 791cc
全巾 1400mm 駆動方式 FR 4MT フロア
車両重量 710kg 最高出力 70PS/8000rpm
最高速度 160km/h 最大トルク 6.7m-kg/6000rpm