与論島&少し鹿児島

■2001年3月29日(木)〜4月1日(日)

メンバー:3名(PON、PON☆KO、PYON=小学1年男児)
宿泊:プリシア・リゾート

インターネットで調べてみたが、この時期に泳いだという情報は残念ながら見つけることができなかった。以前は春に泳いだのだが・・・・
後は運を天に任せるだけだ・・・が、不安がよぎる。
<3月29日>
家から乗合タクシーで伊丹空港へ。(我々が最後の乗客だった。満席だがなぜか皆、無言。^^;)
伊丹空港9時発の飛行機で鹿児島空港着。そこから日本エアコミュータのプロペラ機(YS-11)に乗り換えた。席がプロペラの近くだったので、うるさかったけど、なかなか味がある飛行機だ。
着陸態勢に入ったので下を見たら、、与論島はやはり美しい!!東洋の真珠と言われるだけはある。

着いたのは昼の1時前だった。
飛行機から出ると、、、さ、寒いぃ!!
強風が吹き荒れており、気温も本州並ではないか!!これでは泳ぐのは無理だ。くぅぅ、、何のためにここまで来たのだ・・・。
空港を出るとプリシアのバスが停まっていたので乗り込んだ。その時、道端に咲く小さなひまわりの花を発見!!ほんの僅かだが、希望を持った。
プリシアは空港のすぐ横にあり、バスで3分ほどで到着。
フロント近くのレストランで昼食をとってから部屋へ。
宿泊はコテージだ。寒いので、部屋に入ってエアコンの暖房を入れた。
敷地が広いので、早速ひとりで調査に出かけた・・・寒い。
まずはフロント横のインフォメーションカウンターで明日の「百合が浜ツアー」を予約。その後ビーチに行ってみる。プリシアは兼母海岸(別名サンセットビーチ)にある。ビーチでは勿論だれも泳いでいなかった・・・寒い。
ビーチカウンター係りの人がいたので「泳げるんですか?」と聞いてみた。「うーん、ウェットスーツがあればなんとか。」という答え。「最近泳いだ人はいましたか?!」と更に核心をついた質問をしてみた。「海パンだけで泳いでいた人もいましたよ。あちらのジャグジーで温まりながら。」とのことだったので、ジャグジーに行ってみた。おお!お湯が出ている。
ジャグジーの横でボーッとしてたら、お母さんと小学生の子供二人がウエットスーツを着たままジャグジーに入ってきた。
お母さんが目をキラキラさせながら「いまシュノーケルツアーに行って来たんですけど、すごくよかったですよ」と色々説明してくれた。そうか、そうか、というわけで、早速明日のシュノーケルツアーも予約!
しかし、百合が浜ツアーとシュノーケルツアーの時間が少し重なっていることが判明。でも、シュノーケルツアーを午前中に変えてもらうことができた。(他に申し込んだ人がいなかったからだ。インフォメーションのおねえさん、ありがとう。)
部屋に帰り明日のスケジュールを家族に通達し、敷地内のレストラン「ぴき」で夕食。「ぴき」からの帰り道も風が冷たかった。

<3月30日>
朝、4時に目覚めたので天気を調べに外へ。空は晴れているが、風がまだ強い。
朝食後、10時少し前にビーチカウンターへ。そのころ、風もおさまっていたが、「普通はここからボートエントリーなんですが、海が荒れているので、車で別のところへ移動しビーチエントリーになります」と説明を受る。昨日のお母さんグループと同じ場所だ。
息子と二人でウエットスーツに着替えて移動。「ここは沖のほうにクジラが見えることもありますよ」ということだ。
早速、海に入ったが、息子はウェットスーツが大きかったせいか、水が入ってきて寒い、というのでインストラクターの人に岸につれて帰ってもらった。そこはリーフが岸から近く、岸からしばらくは浅いが100メートルくらい行くとドーンと深くなっている。
魚はいるにはいたが、期待していたほど多くはなかった。それよりも珍しかったのは、水面に2mmほどのUFOのような、たこのようなピンク色をした物体があり、よく見たら中心あたりが点滅しながら光っていた。電気クラゲの幼虫か?
1時間でシュノーケルツアーは終わり。
息子は「沖のほうでクジラが見えたような気がする。なんか、いたで。」と言っていた。(ほんまかいな^^;)

昼食後、2時から「百合が浜ツアー」。百合が浜は干潮時に大金久海岸沖に現れる砂浜だ。干潮時間に合わせるためツアーの時間は毎日違う。車でグラスボート乗り場に到着。昔はこんなコンクリートで固めた乗り場は無かったはずだが・・・・。
久しぶりに大金久海岸を見たが、以前来たときとは全く景色が異なっていた。キャンプ場とか管理事務所とかが出来ているが、なんか不自然。以前のしっくりとした自然のままという感じが無くなっている。
だが海の色の美しさは昔のまま、感動的な色だ。
船着場のグラスボートに乗り込み、浅い海底を見たら、ふぐのような魚がうようよいた。ハリセンボンだそうだ。
百合が浜へ行くまでのところでパンくずを投げ込むと、黄地に黒の縞のある魚がうじゃうじゃと来てパンを争そって食べた。
グラスボートで百合が浜へ到着。その日は一番浅くなっても20cmほど水深があり、砂浜が現れることはない日だった。せっかくなので、息子と二人でボートから降りて歩いてみた。他のボートのお客さんは百合が浜に座り込んで「星砂」を探していたが、我々はあらかじめビニール袋を持ってきていたので、砂をザックリとビニール袋に入れた。(砂をホテルに持ち帰り、乾かしてからゆっくり探すのだ)

夕食は茶花にある居酒屋「ひょうきん」に行ってみた。ホテルからタクシーで7、8分くらい。
刺身や単品をたのんで焼酎を飲み、寿司を食べた。安くて美味しい。おすすめです。
<3月31日>
朝から快晴!気温も上昇!

朝食後、玄関の前で新聞紙にひろげておいた砂の中から星砂を探す作業をしたが、あるにはあるけど非常に地道な作業なので20個ほど見つけてすぐにやめた。親子そろって根気が無いのだ。^^;
そんなことより、ビーチで泳ぐ。
ところどころに岩場があり、そこには色々な魚がいた!
こんな近くにいっぱいいるじゃないか!
少し深め(といっても2mくらい)のところには少し大きめの、角のある魚(てんぐハギ?)も群れていた。

息子は泳ぐよりも砂遊びに重点を置き、一心不乱に嬉々として遊んでいるが、私には何が面白いのか理解ができない。^^;
昼すぎに沖の方の雲が暗くなりはじめ、もうすぐ雨が降るという警告があったので部屋へ帰った。
雨なので、その後はホテル内のコンビニやお土産ショップで過ごした。
<4月1日>
帰る日になってしまった。
午前中にまだ時間があったので、せっかくだから島内観光をする。
狭い島なので、2、3ヶ所だけ行くなら、レンタカーを借りるよりタクシーを乗り継いだ方が安上がり。

まず、与論城址へ。ここは島で一番高いところなので見晴らしがいい。昔ここへは歩いて来た記憶があるのだが、今は整備されてまるで違う場所のような感じだ。城址のとなりにはサザンクロスセンターがある。与論の小さな博物館といった感じでけっこう面白かった。
次にタクシーを呼んで、ユンヌ楽園へ。植物園だ。ここも来たことがあるはずだが入り口の様子など全く記憶に無い。
帰りのタクシー待ちの間、ユンヌ楽園の受付のおばさんの話を聞いていたのだが、ここ2、3日は天気がいいけど、それより前は悪天候が続いていたそうだ。
日程をちょっと間違えれば悲惨な旅行になっていたかも知れない。
しかし、日ごろの行いが良いので、こんなところでちゃんと良い結果が出る。^^v

昼の飛行機で鹿児島空港へ。
鹿児島では伊丹行きの飛行機まで時間がかなりあったので、とりあえず空港のレストランでラーメンを食べ、観光に行くことにする。
ちょうど桜が満開だったが、観光案内所で聞くと、桜の名所までは少し遠いと言うことだったので、空港のすぐ近くの「バレル・バレー」を紹介してもらった。電話すれば空港まで車が迎えに来てくれるということなので電話をした。
「バレル・バレー」は大きな酒ビンのオブジェがある「焼酎工房GEN」とプラハの町並みを模した「バレー・プラハ」からなっている。「バレー・プラハ」のレストランでビールを3種類ほど飲み比べた。
「焼酎工房GEN」では自顕流の稽古着の女性が、私メたったひとりのために工場を案内してくれ、焼酎の試飲をさせてくれた。何種類かの焼酎を飲んだが、どれも美味しかった。そして、何も買わず鹿児島空港へ戻った。(すんません)
夕方の飛行機で伊丹へ。
着陸1時間ほど前から、なぜか息子が突然ハイになり”与論島は楽しかった、云々”を長い間ベラベラと一人でしゃべっていた。
そこまで喜んでもらえれば本望だが、少々うるさい。
夜景を見ながら着陸。夜の飛行機は夜景が見れるので好きだ。

(春休みの与論島での遊泳について)
天気が荒れていれば泳ぐのはちょっと無理かな。
気温が少し低くてもウエットスーツを着用すれば泳げる。
晴れればこの季節でも25℃を越えるので普通に泳げる。
天候の良し悪しは運のみによる!!

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