星の定石 一間飛び


基本定石(1)
右上  白が4とヒライたら、黒も5とヒラキます。5を省略して、白M17
     と挟まれると、1と3の2子は強い石だけど、後に攻められる
     可能性があります。
左上  白10とケイマして来たら、11と三々に受けます。双方の根拠に
     関する、大きな手です。白12は必須。省略すると、挟まれて
     苦戦。
右下  三々に打ち込んで来た時は、原則17と押さえます。
     白22に対し、黒23とツケることも考えられます。
     但し、その場合は、白28からの出切り注意。  関連詰碁
左下  同じく三々に打ち込んで来た場合、白は44まで、進めたい時に
     白40とカケツギます。この場合は、黒41は必ずアテルこと。
     このアテにより、白B6は利きません。
     尚、黒45と打っておくのが黒厚い形です。白は薄い形で黒か
     ら色々な利きがあります。



基本定石(2)
右上  白6に対して、一旦黒7とさえぎって、白8の時、黒9と打つのも
     定石です。上辺が広い場合、白をさえぎっても攻める効果
     が少ない場合に採用します。
右下  黒23までの黒の形に対して、白24とツケル手があります。
     白32でP4にアテル手は白が右下を地にすると言っても、白
     24、白28の2子をポン抜くことになるので、亀の甲60目の格
     言の通り黒が有利です。
左上  白36のツケの時、黒37とノビるのも定石です。黒は左右に分断
     されますが、白も眼形がなく、良い加減の分かれです。
左下  右上と同じ形ですが、この形では、黒55が白に対して利かせる
     ことがあります。