二立三析

二立三析とは開きの原則をいいます。
開きとは自己の石から辺に対して平行に一定の間隔を持って打つことです。
変化図でいうと、白8、黒15、白20の手がそれに当たります。
自己の石が弱いと開く幅は狭く、強いと開く幅は広く、が原則です。

一立二析…白6の石から開く場合は2路空ける
二立三析…白16白18の2子から開く場合は3路空ける
三立四析…黒9、11、13の3子から開く場合は4路空ける
ということになります。
これらの開きは理想形なので、想定図において、理想形の開きを可能にした一手前の手が問題になる可能性があります。

黒7
問題ありません。
白14
15の地点に打つことが考えられますが、C6のツケが厳しいので、やむを得ません。
黒17
白20と打った後に白R17と三々に入る手が残ってますので、黒17は悪手といえます。黒17では、Q14と右辺の白に働きかけて、この白を堅くしても、自己の石も堅くなることを利用して、K16辺りからのハサミを狙うのが良い手です。