タケフの両ノゾキ

タケフの両ノゾキとは、図の黒7、黒9のことを言います。
タケフとは白2白8の石が白4白6の石とつながっている、このつながり方を言います。
7の手はG6にあった方がいいし、9の手はC3にあった方がいいです。
手順はどうでも、結果的にこういう形になるのは好ましくありません。
黒7も黒9も切れないところを覗いたことになってます。
右図は某3段の指導碁です。
悪手を打っているのが白の実戦例になってしまいましたが、タケフを覗いた手が悪く、黒の勝利になっています。
白29はタケフの切れないノゾキになっているので、ここから変化したのが右図です。
白1と下がっても白2と守る必要があります。左下は生きた上で、白3とツグ形になりました。 最終図で、黒G7のハネダシがあるので白まだ、容易ではありませんが、実戦よりかなり難しい局面になっています。
最終譜で、の白1がD6にある実戦と変化図との差は歴然ですね。