切った方を取れ、取りたい方の逆を切れ

「切った方を取れ」というのは、相手が、両切りで2線に切って来た時の着手方針についてのアドバイスです。

右図は高目定石です。
左上は、内側を先に切った場合で、白は切ってきた黒7を取ります。
黒は5を犠牲にして、白8をシチョウで取ります。
右下は、黒が外側を先に切った場合で、白はやはり、切って来た方を取り、黒は10の石を取ります。
結果、左上は黒の外勢、白の実利、右下は白の外勢、黒の実利となります。

いずれも、定石です。ここで、黒の立場から言うと、相手は先に切った方を取るのですから、黒が取りたい石の反対を切ることが、一般的には良策です。