ダメの詰まりは身の詰まり、タケフも切れる時がある

ダメが詰まっていない時には生きていても、ダメが詰まると死んだり、セキになったりすることが多いのです。
また、タケフという形は通常は切られることは無いのですが、ダメが詰まると、切られることが起こります。

右上  白先(白2)でも黒生き(おしつぶしに導きます)

左上  白先(白4)黒死

下辺  タケフとは E4 E5 と G4 G5 を言い、一般的には繋がっていますが、この様にダメつまりの場合は、繋げないことになります。白6につなぐと全体が死ぬ。
ダメヅマリの例をもう一つ挙げます。

右上と左下は同じ形ですが、

<右上>
黒1、白2の交換をしました。黒は、この交換をした方が広いとカン違いしたのかも知れません。
この交換で万全だと手抜きをしました。
そこで、白は白4と眼形の急所に打ちました。
黒は死活の極意は、まず、面積を広げることだとばかりに、黒5と打ちます。
白は白6と打って、白4と連絡しましたので、黒死となりました。

ここで、黒1、白2が打ってなかったら、黒7でN9と打てることになり、黒は生きます。
つまり、
黒1、白2を 打つ前は白先黒生き
       打った後は白先黒死
ということです。

<左下>
白10に対しては、黒11、13で黒生きなのです。

オリキリは危険信号

包囲している側の石の第1線へのオリキリは、包囲されている石の生死に大きな影響を与えることがあります。
従って、オリキリが加わった場合は、そのオリキリが死活に影響があるかどうかをお互いに確認する必要があります。

オリキリが左右の石に両方とも利いている場合には、どちらかが犠牲になることになります。

<右上>
黒G13のオリキリを生かす。
黒1と出て、黒3、黒5により白死。

<右下>
黒J1のオリキリを生かす。
黒7により、コウ。

<左下>
黒A1のオリキリを生かす。

<左上>
黒A13のオリキリを生かす。
黒19により、白24で黒19を抜いても、2眼来ません。