死活問題 黒先生き | 2101 星に対する両ガカリ定石から出来る死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> 白1に対する黒2のハサミに対して、白3とハサミ返す定石から発生する死活です。 <右上 回答> 黒22がこの形の唯一の生き筋です。 <右下 変化図> 黒32のカケツギでは生きません。 <左下 変化図> 黒40のカタツギも同様で、白41からコウになります。 | |
死活問題 白先生き | 2102 コゲイマ受けへの三々打ち込み定石からの死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> コゲイマ受けの黒に対して白1と三々に打ち込む変化から出来る形です。白11に黒12と受け、白13の生きに黒14が良い形です。左上は生きていますが、それを黒が殺しに来たというのが本題です。 <右上 回答> 白17から白19と打って生きます。 <右下 変化図> 黒26から持っていって、黒32、黒36を利かすことにより、下辺の白石を攻めるなどの効果が期待出来ます。 <左下 変化図> 白49では、白51のサガリが正しく、白49のハネツギを打つとダメヅマリの為に、コウになります。 | |
死活問題 黒先3子取り | 2103 コゲイマ受けへのツケハネの定石から出来る形 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> 白1のツケから2段にはねる定石から出来る形 <右上 回答> 黒14のカケで白3子は取れています。 <右下 変化図> 白25のツケに対しては黒26が肝要です。 <左下 変化図> 白33、35に対しては黒36のノビが大切です。 | |
死活問題 黒先白死 | 2104 コゲイマ受けから一間ジマリの形への打ち込みで出来る死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> コゲイマウケからよく出来る白7、黒8、白9の形から白11以下の打ち込みがあります。本題はこの白を殺す手筋がテーマです。 <右上 回答> 黒20のオキから黒22と出るのが手筋です。白25で白26のアテは黒抜きで白死です。 <右下 変化図> 単に黒28と出て切るのはコウです。黒30で黒T4のオキは白31で生きとなります。 <左下 変化図> 黒32、34と打つのは白35が先手となり、ダメヅマリを回避出来るので、白39で生きです。 | |
死活問題 黒先1手ヨセコウ | 2105 大ケイマジマリへのツケから生ずる形の死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> 大ゲイマジマリから、白1とツケる手から出来る形です。 <右上 回答> 黒12が急所です。黒18のハネを先に打ち、以下黒24までで一手ヨセコウです。 <右下 変化図> 黒26を先に打っても黒30で1手ヨセコウになります。 <右上と右下のヨセコウの比較> 黒がヨセコウに勝った場合、 1.右上の黒地は25目、右下の黒地は24目 2.右下は白Q5の切りや黒5子を取って5目中手にさせて、 攻め合いや攻め取りを狙う可能性がある という理由で、黒は右上の黒18を先にする手順の方が有利です。 <左下 変化図> 黒40を先に打つと、白45で無条件生きとなります。 | |
死活問題 黒先白死 | 2106 一間バサミに対する三々入りの形に対する死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> 白1のゴゲイマガカリに黒2とハサミ、白が三々に入った時に黒4と押さえ、以下、白9となった後に、白が11と戦いを挑んだ場合に出来る形です。この形は、この定石以外でも良く出来る形なので、覚えておくと大変便利です。 <右上 回答> 死はハネにありで、黒24、黒26と打って、急所の黒28で殺します。(殺しの原則=狭めて、急所) <右下 変化図> 黒38に対して白39のカタツギでも白は生きれるだけの面積がありません。白41の2の1の筋に対しても 黒42、44、46の3目中手の死となります。 <左下 白A4のハネがある形> この場合は、白49の好手で生きます。 白49ではB1でも生きますが、地が損な生き方です。 <左上 変化図> 従って、黒22には受ける必要があり、白59が形です。 | |
死活問題 黒先コウ | 2107 五の五のコスミ受けからの三々入りの石に対する死活 |
<右上 問題図> <左上 問題図の出来る経緯> 白1に対する黒2の武宮定石から出来る形です。 白3、5から黒6に対して出切って後、黒20、22のハネツギに白が手抜きした形が問題図です。 <右上 回答> 黒24のハネに対しての最強手段は白25のカケツギでコウになります。 <右下 変化図> 白29のサガリでは、以下黒36まで、白死です。 つまり、黒37と打たれると押す手無しになりますので、白37と打っても、5目中手です。 <左下 変化図> 白39のカタツギは面積が足りません。 <左上 変化図> 白45の切りには黒14、黒18が働いて取ることが出来ます。 |