定石後の死活・攻め合い・ヨセ

死活問題 白先生き1701
<右上 問題図>

<左上 問題図の出来る経緯>
星の石に対して、直接三々に入った時、黒が穏やかに黒7とノビ、白がハネツギをして生きた場合に出来る形。
黒15のところは白が這うのは価値が小さい為に、黒15と押さえる可能性が高く、この形は頻繁に生ずる。

<右上 回答>
白18のカタツギが判り易い。以下、黒19に対しては、白20が肝要で、トビやオサエは下辺2つの変化図の通り不利な変化になる。

<右下 変化図>
白28のトビは、味が悪い。つまり、白38となって、外部に脱出出来れば良いが、下辺に色々な利きを見られて不利。

<左下 変化図>
白40とオサえるのは、黒41からコウになる。
但し、白からの白A6の抜きが利かない形では、黒43でA2と打てば無条件死となる。
死活問題 黒先コウ1702
<右上 問題図>

<左上 問題図の出来る経緯>
星の石に対して、直接三々に入った時、黒が穏やかに黒7とノビ、白がハネツギをして生きた場合に出来る形。
黒17、白18の後に、黒19が利いていることを示す。

<右上 回答>
黒21のツケから、黒23のコスミで(白24で)白の取り番のコウになります。

<右下 変化図>
白26でアテを打つと、黒P1のサガリが働いて、無条件白死。

<左下 白地の大きさを示す>
黒31は黒の権利、白34は白の権利と見て、この白地は6目と見る。
ヨセ問題 黒先で最善のヨセを打つ1703
<右上 問題図>

<左上 問題図の出来る経緯>
星の石に対して、直接三々に入った時、黒が穏やかに黒7とノビ、白がハネツギをして生きた場合に出来る形。
この形はいろいろな三々打ち込みに出来る形です。

<右上 回答>
黒21と2の1の急所に打つのが最善のヨセ。
白の受けとしては、黒25に対して、白26と取り、先手で切り上げるのが一つの方法であり、この場合は白地は2目となる。
(地3+取り石1-取られ石2)

<右下 変化図>
黒29のホウリコミに対して、一旦取ることも可能だが、この場合は後手ヨセとなり、白地は4目となる。
(地3+取り石3-取られ石2)
(白の2子が取られ、1子を取り返すものと考えた場合)

<左下 変化図>
黒33と打てば、白34と守る。この場合は、黒35が先手で黒の権利、黒37、白38のところは対等なのでサガリサガリと見て白地6目となる。これは白後手の分かれであり、右下の白後手ヨセと比較した場合、2目の差となる。
つまり、2の1の急所に置くことにより、黒は2目の得をするということになる。
死活問題 黒先白死1704
<右上 問題図>

<左上 問題図の出来る経緯>
星の石に対して、直接三々に入った時、黒が穏やかに黒7とノビ、白がハネツギをして生きた場合に出来る形。
黒17の利きが存在することを示す。

<右上 回答>
黒19のホウリコミが肝要で、黒27まで、隅のマガリ4目の死となる。
白26で白27と打った場合は黒R19のアテがあり、白ツナギに黒手抜きで白死んでいる。

<右下 変化図>
黒29は急所だが、白30とツガれると、白生きとなる。

<左下 変化図>
黒37は、やはり白38のツギにより、黒39と打っても、白40、42とした後、白44で(黒G1の石が働かない為に)黒はワタルことが出来ないので白生きとなる。