定石後の死活・攻め合い・ヨセ

類型死活問題1 黒先白生き   類型問題は10問 スクロールして下さい1001     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図>
有名なクシ型です。この白の形は生きです。この形を知っていれば、似た形が出来た時に、このクシ型にすれば生きだと分かっているので読みの手助けになります。

色々な形から出来ます。一つの例として、コゲイマジマリの三々入りから出来ることがあります。
通常コゲイマジマリからの三々はコウが相場ですが、黒の上辺が薄いという場合では、黒は自石の弱点をカバーする必要があるので、コウに出来ない場合が多いのですが、そんな時や、コウダテの状況で生かした方が全局的に良い場合などでは、黒4とハネを打つこともあり、その時にこの形が出来ます。

<右上 問題図 及び回答>
黒16が三目の急所ですが、もう一つの急所を打って生きます。

<右下 変化図>
黒20の急所でも同様です。

<左下 変化図>
黒に24と26の急所を両方打たれると白死です。
類型死活問題2 黒先コウ     類型問題は10問 スクロールして下さい1002     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
隅のクシ型が基本図で、右図との相違は黒B19、白A18の交換がないことです。

<右上 問題図 及び回答>
白が打ったら生きとなる地点を黒が打つことから始まります。 相手の急所は味方の急所です。

<右下 変化図>
白3子のダメが詰まっているこの形では黒11のキリでもコウになります。

<左下 変化図>
白が白16と押さえてもコウになります。 3つの回答は全て白の取り番のコウです。
類型死活問題3 白先生き     類型問題は10問 スクロールして下さい1003     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
前問の初手で3目の急所に打った場合の白の抵抗手段を示す問題です。

<右上 問題図 白先生き 及び回答>
白1のブツカリから白3が妙手で生きます。

<右下 変化図>
黒12に対して、白13と打つのは失敗です。

<左下 変化図>
白17に黒18とツケても、白19から白21で無条件生きとなります。
類型死活問題4 黒先コウ     類型問題は10問 スクロールして下さい1004     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
この基本図は黒先コウでした。右上はこの図と比較して、P16のダメが空いています。

<右上 問題図 及び回答>
この回答はダメが詰まっている場合と同じ回答です。つまり、左上の問題の回答はは初手が、A18とB16の2種類でした。このうち初手がA18つまり、この図で黒1が正解です。

<右下 変化図>
初手黒9でも、黒11では白のダメが空いているこの形では不正解になります。

<左下 変化図>
黒15ではダメが空いているので、白の急所を衝いたことにならず、白悠々と生きます。
類型死活問題5 黒先コウ     類型問題は10問 スクロールして下さい1005     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
この形から白が無条件で生きる形はクシ形、B19のサガり等いろいろありますが、白の手入れでC19とハネたらどうなるかというのがこの問題です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1のツケがやはり手筋で、白2に対しては、黒3とアテ返すことにより、やはりコウになります。

<右下 変化図>
白10でツギやT1の抜きでは、黒S5に切られて白2子が取られて無条件死となります。

<左下 変化図>
黒15のハサミツケに白16と打つと、やはりコウになります。
類型死活問題6 黒先白死     類型問題は10問 スクロールして下さい1006     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
基本図は黒先コウでした。白A14のサガリがカケツギだったらどうなるかというのが本題です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1の三目の真ん中のツケが手筋です。黒1に対して受けないと両アタリなので白2と受けると黒3で生きる面積が無く、死となります。

<右下 変化図>
単に黒7と打つと白8のコウに受ける手があります。

<左下 変化図>
サガリの形の正解手段の黒13のハサミツケだと、カケツギの手が働いて、セキになります。
類型死活問題7 黒先コウ     類型問題は10問 スクロールして下さい1007     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
カケツギの場合は黒先白死でしたが、この形に白C19のハネがあるとどうなるかが本題です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1のホウリコミでコウになります。

<右下 変化図>
黒5のホウリコミに白6のヌキだと、黒7から、黒9のサガリの筋で白死となります。

<左下 変化図>
黒15のホウリコミに白16のツギだと、黒17のサガリでやはり白死です。
類型死活問題8 黒先コウ     類型問題は10問 スクロールして下さい1008     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
隅のクシ型が辺の部分が未完成の場合が本題です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1が急所で、黒3に対して白4とコウにするのが最善です。

<右下 変化図>
白12で4目中手の形を作り、黒15の中手と白16の脱出を見合いに出来れば白に死形はありません。

<左下 変化図>
黒17のツケでも正解です。
右上の正解図との比較
 コウの取り番について
  右上 黒の取り番
  左下 白の取り番
 黒がコウ解消した場合の味の良さ
  左下が黒有利
従って、コウダテの数により黒は選択することになります。
類型死活問題9 黒先白死     類型問題は10問 スクロールして下さい1009     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
黒先コウの基本図問題に、黒B12のコスミが加わったのが本題です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1のハサミツケで無条件死となります。

<右下 変化図>
黒7のツケでも、黒9が手筋で、白死となります。

<左下 変化図>
黒13の三目の真ん中は、この場合異筋で白生きとなります。
類型死活問題10 黒先コウ     類型問題は10 スクロールして下さい1010     類型NO 1001〜1010
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
基本形から辺側の形が整備された形。この形でも黒から手があります。

<右上 問題図 及び回答>
黒1に対して、白2とコウにするのが正解。

<右下 変化図>
黒7では白8となり無条件生きとなる。

<左下 変化図>
黒11に対しても、白12で生き。