定石後の死活・攻め合い・ヨセ

類型死活問題1 黒先コウ     類型問題は2問 スクロールして下さい0901     類型NO 0901〜0902
<左上 類型問題の基本図>
コゲイマジマリに白1と打ち込むと出来る形です。
白3と黒4を最初に利かせる場合と、保留する場合があります。一旦黒10と打つと生きてしまいますので、黒10の段階でコウを争います。黒が負けたときは黒の形も打撃を受けますので、花見コウということにはなりません。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒5とハネた後、白7とコウにする手があります。
白7をカタツギした場合に、白R15の切りが成立する場合は、カタツギが先手となるので生きますが、黒R13など、切りを防ぐ石が存在するとコウとなります。

<右下 変化図>
白21のコスミでは生きがありません。

<左下 変化図>
白33、35に対しては黒36のサガリで死にます。
類型死活問題2 黒先コウ     類型問題は2問 スクロールして下さい0902     類型NO 0901〜0902
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
白が押さずに直ちにハネるのが類型問題です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
白5でコウになります。白無条件生きになりますので、黒12と謝まることは出来ません。

<右下 変化図>
黒24も白の眼形の急所ですが、白25、27が利くと簡単に生きます。黒26で黒28と頑張ると白P3の切りなどが生ずるので取りにいくのは難しいですが、白を中央に出させても良い状況であれば成立する可能性もあります。

<左下 変化図>
ここで黒30とコウにすることも出来ますが、白33などのソバコウが出来ていて、右上の状況(つまり、黒24などは打たない)でコウ争いをする方が白は得です。

定石後の死活・攻め合い・ヨセ

類型死活問題1 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0903     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図>
コゲイマジマリに三々打ち込みで出来る形です。この形は、他でも出来易い形です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
死はハネにありで、黒10が良い手です。ハネて黒12と2の1の急所に打って死となります。尚、白16のハネが利く形だと、左下の様にコウになります。

<右下 変化図>
直接黒22の2の1に打っても死んでいますが、良い殺し方ではありません。コウダテで白が生き返った場合は、黒22の石が持ち込みになって、黒22が悪手になります。

<左下 変化図>
白33のハネが利くと、コウになります。
類型死活問題2 黒先コウ     類型問題は7問 スクロールして下さい0904     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
この形の白C18をB17に代えた場合が問題図です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒1のケイマでコウになります。

<右下 変化図>
黒7のトビツケでもコウになります。
どっちが正解かということになれば、一長一短です。
1.コウの取り番という観点では黒右下有利
2.黒がコウに負けた時の損得については
  右上の白地 4目
  右下の白地 5目
3.黒D19のソバコウの効力は右上はコウダテとして成立するが、右下の黒T8はコウダテにはならない。

<左下 変化図>
白24の2の1の筋では、黒25ともう一方の2の1を打たれて無条件白死となります。
類型死活問題3 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0905     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本問題>
白A16の石をB17に代えた場合の形です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒1の2の1の筋が正解です。白6に対して黒手抜きでも白死です。

<右下 変化図>
黒9はコウになります。

<左下 変化図>
黒17に白18と打っても、3目中手です。
類型死活問題4 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0906     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
B14のところに白石があってもダメの関係が基本図と同じなので、同じ筋で殺します。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒1のハネから2の1の筋で殺します。

<右下 変化図>
白12のカタツギは面積が狭くなりますので、より簡単です。
白14の2の1の筋には、黒15の2の1の筋で死にます。
黒19までの形はセキではなく白死で、この形はよく出来ます。
白14でT4の押さえは黒R1のハネゴロシです。

<左下 変化図>
黒25と白26の交換がある形はコウになります。
白25と黒G2の交換をしてある形は黒先無条件死で、
   〃    交換してない形は黒先コウですから、
むやみにダメを詰めるのは良くない手だと言えます。
類型死活問題5 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0907     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
基本図から、黒A14のサガリ、白C19のサガリが加わった形が問題図です。

<右上 問題図 及び回答>
黒1の2の1の筋で殺します。

<右下 変化図>
白12に対して黒13と打つと白14と打たれオシツブシの活きとなります。

<左下 変化図>
黒17とアテを打つと、白20に対しては黒21と打つ必要があって、コウになります。
類型死活問題6 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0908     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
基本図から黒C15、白A16を取り去った形が問題図です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
やはりハネゴロシから2の1の筋です。 白4に対しては黒5とアテコミを打ち、白6に対して、黒7のサガリで白死です。

<右下 変化図>
白14に対しては黒15と打てば無条件死となります。黒9の石を白が取るとセキになりますので、黒19は必要な手です。 また、黒15で黒T7と打つと白15と打たれコウになります。

<左下 変化図>
白24のサガリに対しては、黒25と打ちます。3目或は4目の中手になります。
類型死活問題7 黒先白死     類型問題は7問 スクロールして下さい0909     類型NO 0903〜0909
<左上 類型問題の基本図>

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒1、白2となれば前問と同じです。

<右下 変化図>
白12に対しては黒13と打って殺します。 白16となった形では、黒17でも、黒T4でも、白死です。

<左下 変化図>
黒19、21のハネツギでは白22でセキになります。

定石後の死活・攻め合い・ヨセ

類型死活問題1 黒先コウ     類型問題は3問 スクロールして下さい0910     類型NO 0910〜0912
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
白A16の石がA15のサガリになった形です。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
黒からは色々な攻めがあります。
黒1のハネを打って、2の1の筋に打つのは黒の取り番のコウ。

<右下 変化図>
黒9と中から打つのもあります。黒の取り番ですが、黒9のツケ自体俗筋の感じがします。

<左下 変化図>
これも中から打ちますが、黒17が白の急所なので、右下より良さそうに感じます。取り番はやはり、黒。

黒が勝った時は一帯が黒地になるので似たようなものですが、白が勝った時はどうでしょう。
右上 白地6目強 (黒1の取りが残っているので"強")
右下 白地7目
左下 白地6目
結果はあまり違いません。が、やはり、右上のハネから2の1の筋、左下の黒17の急所から攻める筋が良さそうです。
類型死活問題2 黒先コウ     類型問題は3問 スクロールして下さい0911     類型NO 0910〜0912
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
白C18の石がB19に移動した形です。 コウですが、コウになった形自体基本図の時と似た形になります。

<右上 問題図 黒先コウ 及び回答>
ハネゴロシのハネを打つところがないので、直接2の1の筋へ打ち、コウとなります。

<右下 変化図>
黒7と白のもう一つの急所へ打ちコウ。

<左下 変化図>
黒11のツケコシから持っていきコウ。
類型死活問題3 黒先白死     類型問題は3問 スクロールして下さい0912     類型NO 0910〜0912
<左上 類型問題の基本図、及び相違点>
黒D18、白C18の石を取った形が問題図

<右上 問題図 及び回答>
白の急所を黒1と衝いて、黒5とダメを詰め、白6と黒7を見合いにして殺します。

<右下 変化図>
黒13に対して、白14とふところを広げるのは黒15と2の1の急所を奪って中手にします。

<左下 変化図>
白22に対して、黒23と切るのは、白24と2の1の急所を打たれてコウになります。