星打ちの極意…黒のツケに対する白のハネコミ


<基本形>
右下 シチョウが白有利な時に、黒4と打ち、黒6とツグのは、白7とシチョウに抱え、
    白9と抜いて、白良しです。
右上 シチョウが黒有利な場合は、白17と打ち、カケで黒12の石を取りますが、黒は
    黒18から実利を稼ぎます。
左上 シチョウが黒有利でも、単に黒32と構えてしまうのは、もったいないようで、右
    下が参考になりますが、左上の形でも、黒まずまずです。
左下 シチョウが黒不利な場合の黒の工夫としては、黒40のアテ(シチョウ封じ)を打っ
    て、もし、白がノビなら、黒はC4のツギを打とうとするものですが、この場合は、
    白41と変化します。白45と抱える形になって、後に以下の形になっても、少し、
    白有利となります。



<シチョウが黒不利の場合、黒が外からアテる変化>
右上 シチョウが黒不利の場合は、黒4とアテ、黒6と押すのが筋です。黒10を利かし、
    黒12と打って隅を確保します。
左上 白23のキリの時、黒24とアテるのは俗手で、良くありません。中央の黒が弱く、
    攻められて、左上で稼いだ黒地以上の損が予想されます。
右下 黒42でこちらをツグのは白43と切られ、隅を守っている間に中の黒3子が弱く
    なり、攻められて、良い結果とはなりません。
左下 黒54で、D3の押さえ以外の手としては、このツギが良い手です。黒64のキリが
    成立し、黒68、70を利かして、黒74となります。
     (白73でH18は黒H16のキリが成立)
    尚、白35、白47などがある局面では、当然ながら、黒が苦しい形になります。