星打ちの極意…ツケノビに対する白の三々、模様化妨害のツケ

<三々対策>
右上 白5で三々入りに対して、黒6と打つのは、いわゆる置碁定石です。つまり、互先
    だと打たれない定石です。少し白に有利な定石です。定石とは互いに互角の分か
    れなのだから、論理的に矛盾していますね。
左下 互先だと、多分こう打つのでしょう。



<模様化妨害のツケ対策失敗例>
右上 白5と、こんな所へツケる手は、右辺星などに、黒石がある時に打たれます。
    黒6と外から押さえて、8と打つ手は白9に対して黒10と押さえられません。
    図は白良しです。
左下 黒26と押さえて、白27に対して黒28と押さえると、白29のアテコミがあって、
    黒大いに悪くなります。



<模様化妨害のツケ対策正しい応手>
右上 白5に対しては、単に黒6と押さえるのが正解。白7に対しては黒8とケイマして、
    黒14で連絡を絶ち、黒16と押して、白を攻めます。
右下 白25で頭をぶつけて来たら、黒26とヒキ、白29に黒30と下がる。この形は後に、
    黒34が左上に利いていて、黒36等があるので、黒大変有利な分れです。