星打ちの極意…ツケノビに対する白のトビツケ、コスミ

<白トビツケ>
右上 白5はツケノビ定石の説明によく使われる手ですが、白としては甘いので、通常は、
    トビツケやコスミが打たれます。
左下 白13のトビツケに対して、黒14とワリコムのを常形とします。白18とアテ、黒20と押
    します。黒18、黒20とも大切な手です。白19、21は必然で、もし白が打たなければ、
    黒19の取り、或は黒21のアテを他の手より優先して打ちます。
右上 白23、25と出切ってきた場合は、黒26が利いているので、白を取ることが出来ます。
    但し、白7をR11辺りに打った場合は、黒26は利かないので、黒8はO16に打ちます。
左下 黒22と打った後、白45と切ってきた場合、黒は黒18の石を捨てて、先手を大きなと
    ころにまわします。但し、ヨセになったら、白に切られる前にB3と打って、切りを防
    ぎます。ヨセとしては非常に大きい手です。



<白コスミ>
右上 白のトビツケに黒6と打つのもあります。
左下 白15とコスミツケて来た場合は黒16と受けるか、黒C5とアテコミます。
    黒C5は白C4で、トビツケと同じ結果になります。
    黒16とトビツケた場合は白C4と割り込みとなります。黒20が大切で、この手で
    D3の方をツグと、白はいつでも生きる手が残り、黒が甘いことになります。
    白23と切っても、白の手数は3手しかなく、黒の攻め合い勝ちです。