白の紛れ作戦対策…スソガカリ


<勢力重視のカケ>
右上 黒2のカケは勢力志向。ただし、部分的には白の実利が勝るので、勢力が働く
    局面での選択が条件。尚、黒6は通常筋が良くないと言われる手。理由ははっ
    きりしている。
右下 右上の黒6(本図ではQ3)を黒が打たないと、白17と打たれ、黒18と受けて、白
    19が先手となってしまうというのがその理由である。
左下 黒22とコスミツケる手もある。白は白25を捨て石にして、先手で隅を確保する。
    黒32で、C4が利かなくなれば、黒C3のハネダシがあるので、白33は必須。
左上 黒36という手もある。この手は隅の地を確保する手、自分では思いつかなか
    った。
    この手は梅沢由香里さんがプロになる前、加藤正夫九段(後に師匠)に打って
    もらった指導碁で打ってました。



<攻めの受け>
右上 黒2と受ける手が守りながら、攻めを狙っている手で、プロの対局でも、頻繁に
    打たれています。白3と押して、白5とハサミツケル味があって、黒6と下がると
    白9など、白が安定した段階で白の反撃があります。
左下 白19のハサミつけは単独では無理で、H3に白の応援がある等の場合に効力
    を発揮します。従って、H3などに石があったり、将来石が来そうな場合には、黒
    20のツギが厚い手です。この形は例え白23と渡られても、黒26のサガリがあれ
    ば白19の取りがあるので、眼形は比較的厚いのです。



<形を決めようとする黒のツケ>
右上 黒2、4は黒の理想形です。
右下 理想形を回避するために、白とハネコミ。黒12が大事な手で、双方の眼形の
    急所です。白13を決めて、下辺に開きます。
左下 白19とツケた後に、白21とハネコム。右辺と同じ流れで打つと、白の理想形
    になります。
左上 黒36と出ると白37と1子を取られて、これも白の理想形。



<黒ツケでの、白の理想形に対する黒の反発>
右上 P16のツケを打たない場合の反発は、白3に対して黒4と外からアテる。黒6と
    オシて、白7、9に受けた後、黒12で3子を取る。白は色々な利きで、サバキに
    は困らない形。なお、白7の逃げ出しを含んで、色々な利きがあるので、黒は
    十分注意が必要。白の手数は3手。
ツケ対策 (いずれも黒の有利な分かれ、ツケは白の打ち過ぎ)
右下 その1 黒18と白15の石を制する。黒若干有利な分かれ。
左下 その2 白25のツケに黒26とハネる。白27のワリコミに中からアテ、黒30と
    ツグ。白31のアテからの白33に対しては黒36のタヌキの腹つづみの筋で白3
    子を取る。黒の実利が勝る分かれ。
左上 その3 黒42と受けた場合でも、白43に対して、黒44と外からアテれば黒は
    外勢を確保出来る。黒の厚みが勝る分かれ。