白の紛れ作戦対策…ケイマの腹ツケ


右上 白1のツケに対して、外からのハネに対しては、白3とハネ、白5とカケつぐ。白7
    はM17の石を弱くするのでマイナスの手だが、生きるためにやむを得ず打って、
    白9で生き。黒の外勢が働く局面なら、黒はこの手を選択する。
右下 黒12と内からハネれば、白13とノビ、黒14に白15とケイマする。黒16からの出
    切りは大ヨセの段階の手なので、中盤では悪手となる。
    参考:この出切りで黒の地は7目程度しか増えていない。白の地が下辺に出来
       そうな局面なら、白の減少分が加算されて、出入りが大きいが、白の地
       となる可能性が少ないのであれば、この出切りの価値は小さい。
左下 黒24に対して、白25とハネるのは、黒26のアテ、28のカケツギにより黒の外勢
    が勝る。この形は白31のアテから、33のサガリがあっても、黒38が利いている
    形で、白薄い形です。
左上 黒42のハネに対して、白43のハネアゲはサバキの手筋。黒44、46が最強手段
    ですが、白51、53により黒42、50の2子を取る手があります。でも、この黒の形
    は白53は逃げられないし、白43も逃げられない(F14カケ、C14の利きがある)の
    で、黒が非常に厚い形です。