星打ちの極意…白コゲイマガカリから三々入り

<白味を残して生きる工夫>
右上 黒8とツケた時に白9とノビ白11とツナげば、生きますが、それだと、黒12と打っ
    て、黒は味よく外勢を築きます。但し、このままの形で黒先コウなので黒も簡単
    には決めたくないという事情もあります。
    そこで、次のように白から味つけが出来るわけです。
右下 黒22の時に、1つ白23と出て、白25と戻って生きます。この図は白Q6が利いてお
    り、右上より働いています。白25を打たないと黒先白死。
左上 黒38と時に、白39と切って、黒40と代わっておけば、より味が着きます。
    白は後に代3とツケたり、色々な味を見ることができます。変化は黒が受け方を
    間違えた例ですが、こんな可能性も出てきます。



<黒の逆襲>
右上 白13と切った時に、黒は14と出、16とハネます。白は17から19のカケツギで守
    ると、黒20〜24を利かせた後に、黒26とツギ、白27に黒28で白の種石4子を取り
    ます。右上を生きますが、黒大いに良し。
右下 白はカケツギでなく、白51のカタツギが正しくコウになります。コウでは黒辛
    いので、
左下 黒96とケイマして、生き生きになるのが相場です。
   結論としては、上の左上黒40までか、本図を状況により選択することになります。