＜黒不十分の分かれ＞
右上 黒2と上辺への連絡を防止。白は3、5と打つ、黒は6とダメをつめて、白を取る。
黒は白9のアテを打たれるのが辛いところ。後に、白11、13と利かされる手が残
る。この形は、白厚くなると、黒は眼形を心配する必要がある。
右下 黒16とコスムのは、白17、19と利かされ、白21と迫まって、両方から、利かす
ことになれば、白大いに働いた形となり、黒不十分。
左下 黒24とコスミつけて、黒26と打つのは隅に手残りで、やはり、黒不十分。
左上 黒34と三々に打って、上辺との連絡を断つのは、白35と左辺と連絡され黒不十
分。尚、黒36と打てば、白33は取れるが、D14の石が薄くなって黒損。
＜黒最強手段＞
右上 黒2、4のツケオサエが最強手段。白7と守っていると、黒8で隅は黒地になる。
白9と打っても、黒10、12と打たれ、白13と打っても、右辺の白を攻める段階で、
黒16等が打てて、黒8の補強が出来れば、黒20とハネて、右上は白死。
左下 白27で、左辺の白を守らず、白27と打てば、黒28と1子を取って厚い形。
尚、白としては33が利いているので、21と27の間はほぼ、つながっている形。
但し、すぐ打つと、左辺の白がより薄くなるので、むやみに打つべきではない。