星打ちの極意…高三間への白の打ち込み


基本的には白が無理ですが、実戦での発生頻度が高い形です。黒は無理に渡ろうとして、ポン抜きを許したり、渡れなくて1子を見殺しにすると、白の有利な分れになります。

<黒悪形 ポンヌキを許す、サカレ形>
右辺 白1が黒の一間飛びからの3間ビラキに対する白の打ち込み。
    黒は黒2、或はP12とツケるのは悪手。この図の様に、ツケた石をポン抜かれ
    るのは大悪。P12とツケた場合もその石をポン抜かれ、大悪。
左辺 白13に対して、黒14とヒクのは、白15とツガれD10の石が廃石となって、
    置石の価値を無くすに近いことになる。



<白の3線への打ち込みの是非>
右上 白1と打ち込むのは黒2とツケられて、変化が少なく、黒は外勢を得て、マギレ
    が少ないので、白のサバキは楽だけど、置碁では白の選択する手ではありま
    せん。
左辺 白17とハネ込めば黒18とアテル。これに対して、白19とマギレを求めよと
    すると、白は自ら墓穴を掘ることになります。



<白の4線への打ち込みに対する3作戦>
右上 作戦1…黒1と辺の星の石を補強する。
左下 作戦2…黒5と絡み攻めを狙う。
左上 作戦3…黒7と逆の方からのコスミでシチョウが良い場合は黒の最強手段で白
    を圧倒