星打ちの極意…裾ガカリからの直接のボウシ


<白の理想形1>
右上 黒4に対して、白は本来M15に飛んだ後で、白8にボウシするのですが、置碁な
    どでは、それを省略して、直接のボウシをしてくる場合があります。白の理想形
    を示します。白は1子を犠牲にして、白11と白13のアテを打ちます。その後
    白14に飛ばれると、一間飛びの黒が攻められているようです。
左下 黒16にツケを打って、白の間を裂いていくという発想は良いのですが、この場
    合は白21、23のハネツギが先手で、白25のツケが有効になり、これも、白
    打てます。



<白の理想形2>
右上 黒1とボウシの石に外からツケると、白4とノビられて、J15の石を軽く見られます。
    黒5と切ると、捨てられて、右上はサバくことになります。
左下 黒13とコスムのは足が遅く、白14、16と封鎖され、難しくなります。



<黒の反発手段>
右上 黒1とカタをついて、1手省略の薄みをつきます。白は、白6、8、10と先手で
    突き出し、右辺を治まります。尚、黒からのL14は手抜きされる可能性が高い。
左下 黒25でアテを打つと、白はH2と受け、連絡を図ります。この別れは、右上より、
    白良しです。



<白のカケは非筋>
右上 白2のカケは、上の図と似たような形になりますが、白2と黒7の交換が悪手
    の分だけ、こちらが、白悪い。
左下 黒17で出切りを打たずに、黒17と飛んで、左下は生きるだけという考え方
    もありますが、互先ならよいとしても、白からM3に付けられたりしてはっきり
    しないので、置碁の場合は、形の決まる出切りを推奨します。