定石後の打ち方(9子局)両ガカリ対策 高一間

<白の高ガカリ対策 白一間トビ、三々>
上辺 白5で高ガカリされた場合は、黒6とコスむ。何時の場合にも、中央に出る
    ことが大切。白7とトベば、黒8と押す。白9とトベば、黒10と白の急所に
    打つ。尚、黒4も立派な形。
下辺 白17で三々に入ってくれば、黒18と押さえる。これは、白19の時に、黒20
    と押さえた形がカケツギになっており、黒16の活用策。
    尚、白21,23と這って来たら、有り難く伸びる。白13が裂かれ形になってい
    る。



<白の高ガカリ対策 三々の石を殺す変化、生かす変化>
上辺 白7の三々に対して、黒8と押さえ、白のカケツキ゜に対して、黒14により、
    白を取る。この変化は、多少複雑なので、
下辺 黒32と押さえる。この形は、R5の切りが無い(シチョウ)ので、分かりやす
    い。ただし、色々な味を消して、黒40のカケツギは立派な手。黒34のアテも
    肝要。



<白の高ガカリ対策 三々の石を生かした後、辺の白を攻める変化>
上辺 黒18で、C14のカケツギを打たず、上辺の白を攻める。
    この白は、三々に変化することが出きる軽い石なので、まず、簡単に
    捨てられない様に、黒18とコスミツケて、重くしてから攻める。
    このコスミツケはまだ、三々の打ち込みも残っており、一般的には良い
    手ではないが、白が三々に振り変りにくくしているので、定石となって
    いる。
    黒20で、白21と2線に打ったら、黒は、22とコスミ白を低くする。白
    は生きても、数目の地であり、黒好調。
下辺 黒52とノビてから、黒54とハネるのも良い手。白は目を作るのが大変
    な形で、黒成功。