定石後の打ち方(9子局)ボウシ対策 その3 黒カタツキ

<黒のカタツキに対して、白はノゾキ>
上辺 黒は12、14と押して、3 5の石を分断すればよい。
下辺 白の25に対し、26と出ると、黒は裂かれ形になる。
   裂かれ形になると、両方整形できないので、黒どちらかの石が、苦しくなる。



<黒のカタツキに対して、白押しの変化1>
黒は1つ弛めて、黒10と押さえ、白11に対して、当てて、押すのが手筋、白15
を待って、黒16と押さえる。白は、三々に打つべく19とコスム、黒はそれを防
いで、20とトビツケる。白は21,23とコウを挑めば、初碁にコウなしと、黒24
とダメつめ。どこのコウダテにも受けずに、白4子を抜く。

<下辺の変化>
白45に対して、黒46とアテルと、三々に入られる。これでも、悪くはない。白
は後手での生きになるので、黒52と先着して、黒大いに有利。尚、白47で、ツ
ギなら、黒はD2にトビツケで攻め合い勝ち。


<黒のカタツキに対して、白押しの変化2>
上辺 白が1本押した後、白9、11とツケギリをして来た場合は、黒12とアテ、
    白13アテ、黒14と抜く。白15なら、黒16が厚い。
下辺 もし、白が黒28に対して、ノビなら、黒30とアテテ、黒32と取る。
    この場合、黒は白E4を利かされるのが、一般的にはつらいけど、この
    場合は、白17、白23が既に存在し、愚形だから、利かしにはならない。



定石後の打ち方(9子局)ボウシ対策 その4 黒一間トビ

<黒の一間トビに対して、白も一間トビ>
黒は8,10とツケノビて、白石を分断する。

<黒の一間トビに対して、白はケイマガケ>
黒は18にツケ、白19には、20と切り、22のノビ、24のキリで、戦う。21の石、
又は、17の石を取る。