置碁作戦(7子局) 辺への三線打ち込み対策

<周りの白の形、黒の形を見て着手を選択する>
上辺 左上を黒が守る形は黒1です。F17は一見広くて得に見えるかもしれませ
    んが、三々打ち込みを無くすことが難しいので、黒1がお勧め。
    白2と打ち込まれた時の考え方を示します。
    1案 黒3により、右上を黒地としながら、白2の根拠を奪う。
    2案 Q12と中央への出を拒否する。(下辺の例)
    いずれを選択するかは、上辺の白の強さです。この上辺は白の根拠が
    しっかりしており、黒Q18と上辺からの進入を止めているので、黒3が
    正解です。
下辺 白4と打たれた場合は、下辺の状況が違います。つまり、下辺の白は打ち
    込みがあり、左下は白から三々に打つ余地もあります。従って、黒5と厚
    く打って、下辺の打ち込みを狙います。白は両方を凌ぐのは難しいでしょ
    う。



<黒2のコスミツケは悪手>
右上 白1に対して、黒2のコスミツケはよく打たれますが、殆どの場合悪手で
    す。基本的に黒のコスンだ形と白の真っ直ぐにノビた形は、黒悪い。
    格言に曰く、「上手真っ直ぐ、下手コスム」それの典型です。
    具体的には、黒に対して白R15が残っており、白は、強くなった2子か
    ら、R10のツケが打ちやすい。(もし、押さえたらキリで捌く)
左下 黒6のツケに対して、白7、白9により、上下を分断しようとするのは無理です。
    黒8以降白はシチョウに取られる手等、白不利です。