置碁作戦(7子局)両ガカリ(コゲイマ)対策


<白星へトビツケ>
右上 白1に対する黒2のハサミに対して、白3とハサミ返す。
    黒4、白5、黒6のツケノビに対して、黒2の石が急所にあることから、
    黒4とツケる手が良い手。白5のハネに黒6とノビ、白7とツケる
    のはよく用いられる。黒8のワリコミが分かりやすい。
    白9、10の後、黒12を決めて、黒14とマガルのが厚い。
    後にではあるが、白15と切って来たら、黒16、18、20と隅は捨
    てて十分な形。
<白三々へ変化>
左下 白27と三々に変化して来たら、黒28、30と打つ。
    後に、白が31とツイだら、黒32と遮断する。白の3子は重く、白が
    生きようとすると、右辺が黒模様になって白不利となるので、
    白31のツギは実行のタイミングが難しい。



<両ガカリに黒コスミ>
右上 白3のハサミに黒4と中央に向かってコスミ出し、白三々に入ったら、右辺
    の方が広いので、黒6と押さえる。白7に黒8と大きく構える。
    注.白3の石について、黒はこの段階で白3が取れたわけではない。取れる       可能性はある。白としても、すぐこの石を逃げたり、生きようと動き       出すと、全局的に薄くなって、不利な戦いになってしまう。 左下 白11の石を確保しようと、黒16と抑えるのは良くない。
    理由は、後になって白17のハネツギ、白21のハネツギがあるから、死命
    を制した筈の、黒16の働きが小さいものになっている。