立山(春先) 富山県立山町 2001.4

 立山の春、それは「雪の大谷」これにつきるでしょう。毎年、4月半ばから終わり頃まで開かれる「雪の大谷ウォーク」。高ければ20mも30mもの高さ(ビルで言うと5回以上)になるという雪の大谷。それを見に、いや体感しに遠路はるばる富山県は立山まで行ってきました。4月の後半といえば、こちら(滋賀)ではもうすっかり春。Tシャツでは寒いもののその上に一枚羽織れば少し暑いくらいの陽気です。実際、途中で立ち寄った日本海に面したSA(サービスエリア)でも、その格好で十分でした。天気は晴れ。絶好の立山日和です。
富山IC(インターチェンジ)で高速を降り一般道へ。しかし、ここから立山への道がわからない。うぅ・・・仕方なく、途中のコンビニで富山名物、柿の葉寿司おにぎり(160円。たけっ!)を購入してお気楽モードになりました。まあ、高い山目指してすすみゃそこが立山でしょ、と開き直って一路山のほうへw

しばらく走ると、ほらほら、立山の入り口である立山駅に到着です。すばらしい勘w そこからは≪ケーブルカー(7分) - 高原バス(自然に優しいそうです。50分)≫と乗り継ぎ立山入り口ともいえる室堂ターミナルへ到着するのですが、さらに道は続いていて≪-トロリーバス(10分)-ロープウェイ(7分)-ケーブルカー(5分)≫これで、立山を越え黒部ダムへ到着します。黒部ダムといえば、日本最大のダム(?)。せっかくそこまでいったのならいかねばなりませんねえw でもね。立山駅でチケットを一括で購入するわけなのですが、そのとき時刻は10時半頃。受付で聞くと「ダムまで行くのなら、駆け足で行って帰ってきてギリ」との無愛想な返答。しかもチケット代、往復で1万円以上するのです! しばらく、熟考に熟考を重ねた結果、13日に、、、ではなく「いっけー!」っと、清水ならぬ黒部ダムに飛び込むつもりで大枚をはたくことにしました。
 
 雪の大谷、かなり有名らしく立山駅でチケットを買ってからケーブルカーに乗り込む人はすさまじく多いです。ケーブルカーはトンネルをはさみつつも急勾配で登っていくので、周りの風景はみるみるうちに変わっていきます。その景色をみたいのならがんばって人込み掻き分け窓際に行くべし、です。
 高原バスは美女平から室堂ターミナルの間を往復運転されているわけですが、途中、弥陀ヶ原天狗平というバス停があります。しかし、この時期それらの場所で降りるのはスキーヤーくらいなものなので、バスは室堂ターミナル直通を是非乗るようにしましょう。バスは完全人数限定、座席数分の人しか載れないので、立ったまま頂上へという心配はありません(が、助手席はつらひ。外は見れんし、落ち着かないし。)
高原バスは50分とちょっと長い旅なのですが、途中、称名滝や高度があがるに連れて変わっていく木々などを見ることも出来ます。でもここでは、旅の疲れを取り、英気を養うため寝るのが一番でしょうw 室堂ターミナルへ近づくに連れて、低いところでも見れるような道端の雪からどんどん積もって量が増していく様や日本アルプスの雪景色などを堪能出来る様になってきます。そして、最後には・・・


てっぺんを見るには見上げなければならない雪の壁。
これで最高点が10mくらいだったと思います。
それでも「バスの窓から外を見ると雪」って言うのはそうそう見れるものではないはずです。


こんな感じでバスは通ります。




バスの車窓より。
窓から手を伸ばせば雪壁です。




柱のないロープウェイ。
ひゅーっと滑っていきます。



トンネルの中。
ここもひゅーっと。



雪の残る黒部ダム。
意外と水はきたないです。

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