冬山デビュー 2008.2


 「孤高の人」 新田次郎(新潮文庫)を読み終わって感動が続いていたある冬の日。
友人から「スノーシューに行かんか」と誘いを受けた。
渡りに船。
 財布と相談し、冬用のソックス(2足980円)だけ購入し、あとは持ち合わせでなんとかすることにした。
冬用の装備は金がかかる。。



   マキノへ

  道の駅・米プラザで待ち合わせ、マキノへ向かうことにした。
天気予報では午後から大崩れ、とのこと。
普段なら取りやめもあったが、今回はカッパも持っていくので決行となった。



琵琶湖岸

普通車200円、軽自動車150円。
太陽は見えるがぼんやり。
先行き、どうなるのだろう。





琵琶湖大橋


通勤の時間帯か。
土曜日であるが、そこそこの交通量があった。



 無料化された湖西道路を北進。
高島の辺りからか、雪が目立つようになってきた。


マキノの山々


この辺りまで来るとすでにあたりは真っ白。
雪景色が物珍しいが、それも一時。
雪山への緊張感が高まっていく。





メタセコイア並木


根元は雪に埋もれている。
50cmは積もっているだろうか。
ここまで道路に雪は無く、いつでもこれそうな感じであった。





マキノ高原スキー場


多くのファミリーでにぎわっていた。
のんびりした雰囲気でスキー初心者にはもってこいだ。
そして登る山も見えそうでが。
右の白いとこへ向かう模様。





雪だるま


なんと下山時には全滅。。。
無残。





ここでスノーシューをレンタル。


店でその旨を告げるとちゃちゃっと出してくれる。
手際よい対応だ。





ストックつきで1500円。


手早く装着しスキー場からスタート。





雪の斜面を登る


ベタベタの雪なので上手くルートを選ばなければ進みにくい。
まだスノーシューを使いこなせないので、一歩一歩が大変だ。


途中から雨が降り出し、カッパを装着。
これで横着をしたため、相当なロスタイムとなる。
やはり横着はいかんですなぁ。
雪ではなく雨が降り続き、リュックもかなり濡れる。





東屋


一つの目的地としていた東屋に到着。
1時間から1時間半ほどかかった。
これから先、天気が悪くなるのは目に見えていたので早い昼食とする。





東屋内部


雪が深いため入るのも一苦労。
大自然のカマクラともいえる。
風を大分防いでくれるので、内部は過ごしやすい。





持ってきたカレー鍋と友人の味噌煮込みうどん


友人のヤツは半額シールつき。
こちらは78円の特売もの。
これに自宅から持ってきたおにぎりが加わる。

早速調理にとりかかる。
と、大変なことに気付く。



箸がない!


「アウトドアの醍醐味」と友人が
雪の中、木の枝を調達してきた。





カレーうどん


枝におにぎりを包んでいた銀ラップをくるみ、
箸代わりとする。
カレーうどん、最高!!
食べにくさをもろともしない美味さ。
ただでさえ美味いものを外で食べると、ここまでのものに昇華するのか。





食後の一杯


外は吹雪いている。
じっとしていると寒いくらいだ。
この一杯を飲んでいる時は、至福のときであった。




昼食を摂った後はもう上に向かう気力は失せていた。
下山開始とする。




スキー場が見えた。


帰りは早いものである。
スノーシューにもなれ、踏み後のないところへもどんどん突っ込んでいく。
天気もまずまずとなり、相当速い帰還となった。





マキノ高原温泉さらさ


露天では雪見風呂となる。
下半身が赤くなるくらい浸かってカラダもホカホカ。

今回は装備の不備(揃えると金がかかるなぁ)と
雪山の楽しさがわかった一日であった。





吹雪のメタセコイア並木


予報どおり昼からは大荒れの天気となった。
わずか20分ほどでどんどん雪が積もっていく。





ジェラート


たしかりんごのジェラートだったと思う。
寒い中、食べるジェラートもまた美味し。
量はこれくらいでちょうどよいです、腹にとって。。。


マキノピックランド


その日は閑散としていたが、夏休みなど多くの人が訪れるのではないか。
マキノは意外と遊べるところがそろっている。














ばっく














知る人ぞ知る「うみのこ」!


久々の邂逅。