十津川〜龍神温泉 2003.11

     〜〜  道、橋そしてまた道 〜〜

 今週も旅立ちました。
旅ーズ強化月間を過ぎると、もう紅葉の季節。
高野山から護摩壇山の紅葉が最盛期だということなので、見に行くつもりでした。

天気も相変わらずの晴天で、旅の楽しさを盛り上げてくれていました。


 谷瀬の吊橋

 
吊橋全景。
長さ297.7m、川からの高さ54m。歩道専用としては日本一!
た、たまらん。。
渡りきる頃には息もたえだえ。



この足元の板がもろそうで、恐怖感倍増。
その下の川なんて、とてもじゃないが見てられません。



グラグラ。
かなーり揺れます。
橋の両端からスピーカーで「止まらずに歩いてください」
とか、「無駄に揺らさない」とか言われるて。



十津川−龍神温泉 ROUTE 168,425

五條から十津川へ向かうだけでも、なかなかのハードルート。
山道を走るにはそれなりの覚悟が必要です。


十津川村。

日本一大きい村は奈良県の面積の、実に約20%を占めています。

そんな十津川村は新宮川(十津川)沿いに走る、
国道169号線の脇に民家が立ち、川と暮らす村といえるでしょう。

明治22年には大水害にあったそうです。
ちょうど読み始めた小説、「一月物語」(著 平野啓一郎)のさわりにもありました。




風屋貯水池。
風屋ダムへの水を蓄えています。

えめらるどぐりーん。
木々の緑がにじんでいます。




風屋ダム。
発電が主な目的なようです。




水はこんなに透き通っています。


 ひと時の休息


昼に立ち寄った「ドライブイン長谷川」
座敷に上がりこんで、ごーろごろ。

待つこと20分。



ここの釜めし定食は上に半熟卵がのっています。
それをしゃもじでくだいてご飯とかきまぜる。
角切りの山菜も歯ごたえあってよし。




上湯温泉 神湯荘


神湯荘全景。。は無理。
非常に広いです。
混浴風呂、川湯、貸切風呂など、10種はあるそうで。
料理もおすすめだそうです。




男湯 水の神


着替える建物(写真左)をわざと古く作っているのか、風情があります。
夜にはライトアップされそうな予感。
道路から見えそう、とか男なら気にしちゃいかん!
とにかく雰囲気を味わってください。
日帰り入浴 ¥500



「野猿」


人力でロープを引っ張り箱を移動させます。
箱に乗ってる人を見て笑って、よし!w
もうすぐ端に辿り着こうとした瞬間、突き放される。ぷ。



国道425号線沿いにもつり橋。
川沿いにはところどころに橋がかかっていました。



ちょっと乗って見たのですが、
ヤバイ!おちるかもー!

戦道 於 國道肆弐伍(Battle Road in ROUTE 425)


さあ、行くぜ!
ほぼ全線一車線道を突っ走る。



林間ロード。
ぶっ飛ばし過ぎての転落注意。



130Rか?!
にゅにゅーん。




休日は一日3本のバス。
「バスなんか走らんやろー」とか言ってた傍からバスと出くわし、
延々バックで離合地帯へ非難。



龍神まであと19km!
牛廻越にて。
小休止もかねて、ここで記念撮影をしました。
そこにライダーが。。。 (*ノノ) ハズイ



下りになると速度も増します。
もーちょいだ!



国道371号線との交差点。
よーやく辿り着きました。
50km、2時間の過酷な戦いが今幕を閉じた。


さあ、ドライブの疲れを取るぞ!

 龍神温泉


元湯入り口。
内は人だらけでした。
洗い場を待つ人もいたくらい。

でも泉質はかなりお気に入り。
お湯で体をなでると、肌に薄い膜ができるような気がします。
なるほど、日本3美人の湯の一つ。

でも外では、駐車スペースを巡って喧嘩。。
温泉街に怒声が響き渡ってました。あーあー。



秋の風が龍神に吹いてきました。
ちょいと肌寒かった夕方でした。



さ、帰るか。


 高野山

 高野龍神スカイラインを走り抜けて辿り着いたのが、今回最大の目的地だった(はずの)高野山。
密教の総本山です。
総本山と言えども、もう日が沈んでは参拝する人もいませんでした。
代わりに大学からスピッツが。。

  
高野山の歴史を全て知る金堂と月。




根本大塔と灯篭。
金剛峰寺はすでに門が閉まっていました。



ばっく


 


舞って舞って舞って舞って待って、
並んで並んで並んで並ぶ〜。






















今回の晩飯。
結局ラーメンをすするまでに、1時間15分かかりました。
食事時間、15分ほど。
疲れて帰ってきて、この待ち時間が一番効いたかも。

 こんなハードな旅は久々でした。
朝の郡山の渋滞を逃れるために、ジモティに倣(なら)って裏道へ進んでいったのが、そもそもの始まりでした。
それから吉野の旧道を抜けて。。。となったわけです。
次は、もうちょっとゆとりをもった旅をしたいなー。