蹴上から銀閣寺へ 2006.04


 2006年の桜シーズンは雨続きです。
1週間降り続いた週もありました。それも一番の見ごろに。
しとしとと降ってくれたから週末でも見ることが出来たのですが、
その見に行った週末さえも雨でした。
 しかし雨天決行!
きつい雨は降らないと言う前日予報だったので、人手が少なくなるのではないかと予想して出かけました。
朝もゆっくり目で普段なら相当な人が溢れかえるであろう、春の京都は東山へ向かいました。



蹴上インクライン

 去年出来たばかりの地下鉄東西線六地蔵駅を通り、蹴上駅へ向かいました。
やはり傘を差すか差さないかという程度の小雨が降っており、時間の割には観光客はまばら。
車では通り過ぎるだけの道を渡り、インクラインへ向かいました。


どうやら日本最初の水力発電所がここらしく、まだ動いています。





去年、ここを野際陽子も歩いていましたね。
雨降りということもあり、人出はほとんどなし。




ちょっと風が出てきました。
桜吹雪がたまにおこります。




若葉と桜




疎水百選に選ばれた琵琶湖疎水。
その歴史を知るためにはここに来るのが一番でしょう。
無料です。




南禅寺


日本三大山門の一つです。
確かにでかい。
傘を差しながら記念撮影を皆しています。




山門より少し北にきてみました。

桜と白壁がよくあいます。
雨降りにはこういうしんみりした風景が似合います。




グリル小宝


「グリル小宝」前

開店が11:30からです。
その少し前に着いたのですが、すでに待っている人がいました。
すげぇ!

一緒に並ぶのもなんなんで、道路の向かいでうろうろ待っていました。


そして入店。


オムライス

看板メニューのハイシライスや定食など気になるメニューが多かったのですが、
ここは洋食屋の定番、オムライスを注文。
デミグラスソースとふんわり卵がナイスマッチ。
中の肉ライスも素敵でした。
しかもボリューム満点。
満点。




平安神宮

「グリル小宝」でお腹も満たされ、近くにある平安神宮へ向かいました。


平安神宮


ここは平安遷都1100年を記念して明治時代に建てられた、
新しい神社です。
門が新しいのは仕方ないとしても、古い建造物は見当たりませんな。
でも入るのはただなので、観光客には人気なようです。




入園料600円と、ただだと思って来ると割高。

平安神宮の枝垂桜は有名だそうです。
八重桜は平安神宮の名前もついているほど。
入り口の枝垂れはきれいです。
また周って帰ってくるのかと思って、簡単にスルーするとやられます。




泰平閣

泰平閣の内を通るのですが、そこで一休憩つけます。
しばらく歩いて池の真ん中でゆっくり。
観光シーズンで人でも多く、雨降りで傘が多くて疲れました。
いい休憩場所です。




尚美館

栖鳳池(せいほういけ)の向こうに尚美館を望みます。
池に映る桜もよろしおすなぁ。
(泰平閣からみた景色)




金戒光明寺


山門

ここは新撰組発祥の地とされています。
少し前にやっていた大河「新撰組」
そのドラマも終わり、観光客はまばらでした。
桜は散り気味で小雨も降り、少し寂しげな雰囲気さえ感じました。





門下で遊ぶ子供たち

ここは市内にあって広大な敷地であってもひっそりとしています。
「黒谷さん」の相性で地元の人たちに親しまれているそうです。
寂しげではなく、余所が騒がしいだけなのでしょうか。
こういう雰囲気は、確かに地元のお寺にもありました。




山門を背後から

少し前に関東方面でここが紹介されていたらしく、
千葉からやってこられた方もおられました。
京都は奥が深いですなぁ。




少し高台にあるので京都タワーや駅ビルも見えます。
平安神宮の赤い大鳥居も見えますね。



お墓を横目に北へ抜けました。




真正極楽寺(真如堂)


何気に立ち寄ったお寺です。
しかしこの重厚な佇まい。
画にもなるし、雰囲気は静かだし。
落ち着きますなぁ。



哲学の道


真如堂を後にし、哲学の道へ向かいました。
ここはアクセスが悪いねんなー。
来たのは学校の遠足以来です。



色違いの桜



 
枝垂れもあります。




哲学の道

川沿いの狭い道です。
雨が降ってると傘がぶつかって歩きにくい。
おまけに桜の枝がせり出したり、それに夢中になってる人が進路をふさいだり。
人出は少なくなるかもしれませんが、雨の日に行くのはお勧めできません。





銀閣寺近くは歩きやすいです。




道も広くて桜もキレイです。
歩くなら今出川あたりからちょっとで十分です。



銀閣寺(慈照寺)


観音殿

室町時代、8代将軍義政が建立しました。
金閣寺に対して「銀ないやーん」という方もおられるでしょう。
しかしこの質素な良さはじわじわと表れてきます。
でもまあ地味やわな。




銀沙灘と奥に向月台

まばゆい庭園の白が観音殿の黒をいっそう地味にしています。
観音殿、森に隠れているようです。

狭い通路を傘差しながら多くの人が通ります。
雨降りは寺見物も大変です。




高台より

庭園は回遊式になっており、寺を一望できる所にもやってきます。
それでもまあこんな感じ。
奥の山は吉田山か。



ばっく


 


 

 
 








  




 

   



角倉了以で御馴染みの高瀬川、の夜桜。
歩いたかいがありました。