岐阜経由 黒部峡谷

2005.11

 

 昨晩は魚津の居酒屋で富山の海の幸を満喫。
同じ値段を出しても、こちらではあり得ないくらいの量が出てきます。

さて。宿を宇奈月温泉にとり、朝一でこの旅メイン、トロッコ列車に乗るべく黒部峡谷鉄道の宇奈月駅へ向かいました。

 


 

 宇奈月駅へ


宇奈月温泉駅前 温泉噴水

しかしこれをゆっくり見たのは帰ってからの話。
ダッシュで宇奈月駅まで急ぎました。




黒部峡谷鉄道 宇奈月駅

さあ到着、トロッコです。




改札を抜け、トロッコ列車へ急ぐ人たち。

車両ごとに定員はあるのですが、とりあえず急ぐ。
トロッコ列車は4種類の客車があります。

普通:窓なし、列車の枠が低い。1列4人掛け。
特別:窓あり、1列4人掛け。床暖。+360円。
リラックス:1列3人掛け。座席方向転換可。+520円。
パノラマ:1列3人掛け。天井も窓。+630円。

普通列車はスリルがあるので、トロッコを楽しみたい人にオススメ。
ただ込み合う場合は辛いと思います。
4人掛けではかなり狭い。
今回、普通・特別・リラックスに乗ったのですが、特別車とリラックス車にたいした違いは感じませんでした。
時刻表や気分との兼ね合いで、普通車、特別車に乗るのが良いと思います。


まずは特別客車でGO!


 黒部峡谷



新柳河原発電所

城壁のような外観が印象的な発電所。




仏石

宇奈月から山に向かう人たちが安全を祈った岩。
赤い帽子と前掛けでちょうどお地蔵さんのように見えます。




後曳橋(あとびきばし)を渡る列車

ここが峡谷一の断崖だそうです。
高さ60m。落ちたらやばいな。




黒部川第二発電所

直線でデザインされた建物が美しいです。
人工的であるが故に、逆に自然と調和して見えます。




終点 欅平駅に到着

1時間20分ほどの道のりでした。
トロッコを引っ張る機関車は意外と小さいです。
あれだけの人を乗せて走る馬力はさすが!



トロッコの車窓から



特別車に掲げられる広告

さすが富山。
「ケロリン」に「ますのすし」です。
ちなみにうちにはケロリンタオルと桶があります。




トンネルを走る普通車

たまたま乗客が少ない車両に乗ったので、思う存分楽しめました。
線路を走る音や風の冷たさを感じるなら、やはりこちらでしょう。
普段の電車ではこんなのはないですからね。




 欅平周辺



奥鐘橋

後ろのぽこっとした山が「奥鐘山」
このあたりは川の合流点になっているので、水の流れを見ているだけでも楽しいです。




人喰岩

まあ山肌がせり出してるだけのもんです。
時間の都合もあったので、これより先には行きませんでした。
ここより奥には、「名剣温泉」や「祖母谷温泉」などの山奥の秘湯があります。





名剣温泉とは逆の猿飛峡を目指しました。
駅から徒歩で約20分ほど渓谷沿いを歩いていきます。
まだ人も誰もおらず、気持ちいい散歩道となりました。




「猿飛峡」

黒部川本流で最も川幅が狭くなっている場所で、
猿が飛んで渡った事から猿飛峡と名付けられました。
川の流れが「z」型を描いて流れていきます。
紅葉はもーちょいかなー。





前沢屋の「牛むす弁当」680円

宇奈月駅で購入しました。
黒部牛に下味をつけ、天ぷらにしたものがおにぎりに入っています。
塩っ気が効きすぎるくらいが美味い。
やはり屋外にはおにぎりやねー。




鐘釣駅へ

 欅平から少し戻り、鐘釣駅で下車。
河原の温泉を目指しました。



いい天気!

空の青に白い雲。
山の黄色に緑の渓流。
ぽかぽか陽気でまさに秋の行楽。
ぼけーっと時間をここで過ごすのもまた良かったでしょう。




鐘釣温泉

河原が掘られてお湯が出ていました。
水かと思って手をつけて見ると温かい!?
実に不思議な感じです。
団体さんは足湯を楽しんでいました。




団体さんが去った後、おっさんたちが裸で入浴。
あれは気持ちいいです。

写真の風呂とは別に洞窟風呂があるのですが、そこに浸かってきました。
人が去ったのを見計らって、速攻入浴。
本当の露天は最高です!
ゆっくりと浸かってられないのが惜しいのですよ。
おっさんたちがうらやましい。。




河原から見上げればトロッコ線。

落ち葉が風に舞っていました。
花吹雪もそうですが、この瞬間にしか見られないと思うとすごく贅沢に感じます。
自分たちだけのために散ってくれている紅葉。
美しさとは別の感動。




十分鐘釣温泉を満喫した後、帰路につきました。
帰りの電車、おっさんたちはグーグー。
小春日和と旅の疲れが眠気を誘います。



あー。もう温泉街が見えてきてるやん。

早いねぇ。。



 宇奈月温泉、帰還


ガラーン

宇奈月駅ではもう終電が発車したところでした。
朝はすごい人だったのが今ではガラガラ。
駅員さんもリラックスムードでした。




展望台から

少し待つと電車が来るということで撮影準備。
やってきたのは作業用の車両。
お勤めご苦労様でした。




足湯「おもかげ」

黒部峡谷で歩いた足の疲れを取ろうと思ったら満員。
大人気です。
しかしもうひとつの足湯「いっぷく」に空きがあったため、ゆっくりすることができました。
足湯はええのぅ。。




「カフェ モーツァルト」

温泉街にある喫茶店です。
内装はモーツァルトの生家をイメージされたとか。
落ち着いた雰囲気で
ブラックもケーキも絶品。
写真はウインナーコーヒー、580円。



 黒部


宇奈月温泉を後にし、お土産を買いに黒部の港へ向かいました。



魚の駅 生地

ここでベニズワイガニ、かまぼこ等を購入。
時間も時間のため、買い物がし易かったです。




ガリーン

夕暮れ時。
ちょい寒いのがまた良いのです。
砂浜でなく石浜といった感じ。
三角座りして海を眺めましょう。




港ではこれから夜釣りですか。
三日月がきれいです。







ラストは廻転で寿司。
やはり日本海に着たら回転寿司に行かないかんでしょう。
カニ載せすぎやしー!




  

ばっく