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はなげのスキー活動報告
'02年2月23日(土曜日)
場所:乗鞍高原温泉スキー場
(今回写真は撮るには撮ったのですが、カメラ不調のため映像が化けてしまい載せられませんでした...)
数日前、知人の“I”という人物からメールが入った。奴は週末どうしてもスキーに行きたく一緒にとの誘いのメールであった。俺は復帰間もなくハードな滑りはできない。そんな奴にモーグルというすばらしいスキーの手ほどきでもしてあげようかと考え、奴にとって適度なコースのあるゲレンデを考えた...
そうだ。俺が先週復活の舞台に選んだゲレンデ(白馬さのさか)が斜面的に優しく整備されておりいいだろう...
週末の朝は早い...俺は朝奴からの電話を待って起きてもよかったのだが、復帰間もない俺の気持ちは、コールよりも早く俺の目をこじ開けるのだった。
各マテリアルの確認をしながら俺はふと時計に目を配った。
奴からコールの入る時間はとっくに過ぎている...どうしたのだろうか?渋滞?事故?...まさかな...俺は自分の頭の中で映像として浮かび上がる奴の寝顔を振り払った。
それにしても遅すぎる...我慢しきれず携帯で奴のナンバーを呼び出しコールする。呼び出しの音色は何度となく繰り返す...出ない...おかしいな...再び奴の寝顔が浮かんでくる...
そんな映像をまるで台風の日のワイパーのように振り払い、何度か同じようにコールする...やはり出ない...
運転中だ。しかも中央道曲がりくねった道のため電話に出ることができないのだろう...
俺は山へ向かうための準備を再開する。
数分後、けたたましく騒ぎ出す携帯電話。
準備を整える手を止め、慌てて電話の着信ボタンを押す。携帯のスピーカーから流れてくる音は、俺の予想を大きく裏切る音色を奏でるのだった。
携帯のスピーカーの向こう側では冬眠から覚めたアナグマのうなり声?いや!?奴だ。
どうやら奴は布団の中からのようである。車に布団を持ち込んでの演技か?いや、まさしく今起きたのだ。
すべてが見通せた。
しかし奴はしきりに「やっちゃった...」と繰り返すのみ。
そんな奴に俺は返す言葉を見つけ出すことができなかった。
気を取り直し俺は急遽予定を変更し、午後スキーにすることとする。
さのさかは先週挑んだ場所である。今日は別のスキー場へ...
そこで、俺の選んだスキー場は今年からモーグルコースを設置し始めた「乗鞍高原温泉スキー場」。シーズン始めに行ったときは初心者向けのコースしかなく満足できるものではなかったが、どうなってるか??
愛車と飛ばし現地に着いたときには既にお昼近く...
この日駐車場はなぜか満車状態。俺はそんな中でも駐車場にスペースを見つけ車をねじ込むことに成功した。
さて、モーグルコースはどうなのか??
ゲレンデに出て俺の目に飛び込んできたのは、シーズン始めには全くなかったスノーパークだった。
モーグラーらしき奴に声をかけ、モーグルコースの在り処を確認し目的地へ向かう。
コースに着くや否やライン上に身を投げ出す俺がそこにあった。
「先週復帰したばっかりだというのに」理性が俺を引き止める。俺は我にかえりエア台前でストップ。
空中へのカタパルトであるはずのエア台は下を向き、地面へ降りる滑り台のように成り果てていた。
これじゃ羽ばたけない。天を見上げながら本能をなだめ、仕方なくコブを滑り降り再度コース上へ向かう。途中気にかかっていたパーク中にエア台を見つけた俺は、無意識にその列の最後尾にならんだ。
エア台は3連になっており、ボードでも結構な飛距離が出ているようだ。俺はその列の中では醜いアヒルの子のようにきょろきょろしながら自分の順番が来るのを待った。
俺の番が巡ってきた。俺はさっとこれから行うパフォーマンスをイメージする。1個目のエアは小さく棒ジャンプで感覚を掴む。2個目は自分で踏み切りダブルツイスター、3個目はダブルツイスタースプレット。さあ、行くか...
1個目、小さく飛び、着地スロープを確認。よし!つぎっ!!2個目は自分でサッツを決める。想像よりもかなり強い反発を感じたがとりあえずマニューバを入れ着地地点を確認する...既に着地用のスロープは終わりきってまっ平らな雪面へ...かなりの衝撃だ。しかし、俺は重力に負けず3個目のエアへ向かった。3個目はさらに大きなエア台になっている。俺はそんな恐怖心に逆らい飛び出す。若干泳ぎ気味ではあったが、久しぶりのダブル以上のエアの感触に浸りながら着地しそのままの勢いでモーグルコースへ向かった。コースではエア台の手直しが始まっていた。俺はコブのみを滑りエア台が復活するのを待った。エア台が完成するまでには意外に時間がかかり、俺の体力はもう限界に達しようとしていた。
完成したてのエアを飛んでみた。
しかし、ラインに合っていない上に着地区間が短く、うまく合わせて飛ぶことができないような状態で最後にはエアの感覚が鈍ってしまった。そんなこんなしている間に日は傾き雪面は氷のように硬くなってきた。
今日はもう帰ることとしよう...俺は満足できない心を置き去りに家路についた。
帰宅途中、携帯にメールの着信があることに気がつく...奴だ。「今日はスキーは取りやめ明日行くこととする。」という内容。
俺は妙に心配になった。果たして奴は明日は起きることができるのだろうか...!?
翌日...そんなメールに触発されたか、エアの感覚を取り戻すためか白馬さのさかでしきりにコースを攻めまくる俺の姿があった。
月曜日の営業車の中には、いきなり2日も連続で滑り込むと体中の筋肉が悲鳴を上げるということを知った俺がいた。
後日、俺の携帯には「スキーはやめて釣りに行った...」との奴のメールが届いていた...
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寝坊には気をつけよう...!!

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