レンズボードは何故かカメラメーカーごとに みな違っている。困ったことだ。 一番小さいのは80mm角だが、持ち歩きには便利の反面、 大玉は付けられない。 一番多く出まわっているのは写真のリンホフボードである。 リンホフボードはレンズ穴が中心からずれているので、 流用する場合は注意を要す。 大きいボードは小さいボードに変換するアダプターが存在する。 抱き合わせボードといっているが、当然フランジバックの 加算が必要である。 広角レンズで無限大にピントが合わないなんてことに ならないようにご用心。 |
さて、レンズボードにレンズを取り付ける場合、 レンズレンチという工具が必要になる。 取りつけには更に注意が必要である。 レンズの取りつけ部にはレンズが回転しないように ストッパーピンが出ている。 このピンをレンズボードの溝(左下写真)に きちんといれないといけない。 このピンを「溝なしのボード」に知らずに締めつけると 0.5mmほどの傾きが発生する。 レンズボードにはこの溝の加工がしてないものが多い。 実はレンズボードの穴の径に少し余裕があるので ずれて取りついてしまうこともある。 しかし、こんな付け方では使っている間に緩んでしまう。 |
絞りレバーやレリーズの穴はただでさえボードに接近していて、 操作しにくい位置にある。 凹みボードを使うと更に奥まって指がとどかない。 カメラのセッティングが高いと指が届かない上に シャッターや絞りの値が読み取れない。 そんな場合はレバーの延長を「水谷」が加工してくれる 加工するほどでなくても、シャッターレリーズには 曲がりアダプターをつけておくと いざと言う時威力をを発揮してくれる。 また、絞りのメモリを大きく書いておくのも手である。 クリックの無いレンズは結構多いものだ。 |