家のカメカメ



ピエールジョセフイーヌ


 家のカメは、ミドリガメ。本当の名前は、ミシシッピアカミミガメというそうな。買い始めたときは、3センチくらいだった。でも、今は、25センチはある。10年も飼っていると随分大きくなる。世間では、ミドリガメは、評判が悪い。まず、サルモネラ菌を持っていて飼い主などに感染させるという。もう一つは、予想以上に大きくなるので、飼えきれなくなった人が池や川に逃がしてしまう。外来種のミシシッピアカミミガメだから、在来種のイシガメやクサガメにとってかわってしまい、生態系を崩すというものだ。家の場合、一匹ずつ息子たちが相続して、末代まで飼うことになっているので安心。安心。
 では、家のピエールとジョセフィーヌを紹介しましょう。


ジョセフィーヌ(左)
 
メスなので、一回りピエールよりこうらの長さも高さも一回り大きいです。食欲旺盛でがんがん食べまくります。ずっといっしょに飼ってきたのですが、どうもピエールとはうまが、(かめかな?)が合いません。
ピエール(右)
 
オスです。ちょっと神経質で何かあるとすぐ食欲が落ちてしまいます。このごろ、ジョセフィーヌを威嚇するときがあります。前に、同居させようとしたとき、さんざんやられたのを忘れてしまったようです。けんかしたら、勝てません。カメは物忘れが激しいです。でも、私の顔は分かるようで2匹とも、お腹がすくとよってきます。

亀の飼い方アドバイス
 よくお店で売っているミドリガメの買い方は、本にも載っているし、インターネット上でも結構あるので、でかくなった亀の飼い方にしぼって紹介します。
水槽
 ミシシッピアカミミガメは、30センチくらいにはなるそうです。こうなると市販のカメの水槽では、間に合いません。また、カメは、水槽の水を飲み、水におしっこやうんちをします。(ウンチは、ぶっといよ!)水の量が少ないとすぐ水質が悪化するので、大きければ大きいほどいいです。家は、120センチの水槽で飼っています。
水質の保持
 カメは、水を汚します。そのため、砂を厚く敷き詰めます。以前は、アクアサンドを使っていましたが、軽いためのカメがかき回してしまいます。ごくふつうの水槽の方が適しています。また、外部フィルターをつけて、濾過もします。基準の水槽用より一ランク上の濾過能力のある物をつけた方がいいでしょう。水換えは、週に一度します。このくらいの水槽では、持ち上がりません。バケツで水を入れて、ポンプで排水します。三ヶ月に一度は、砂も全部洗います。
日光浴
 カメは、日光に当たることによっ甲羅を丈夫にし、健康も保ちます。以前は、晴れた日に外に出したり、60センチ水槽の頃は、窓際に置きましたが今は、とてもできません。写真でも分かるでしょうが、は虫類用のライトを当てています。

 本来、食欲旺盛で何でも食べるカメですが、水質の安定と健康の保持のために、レプトミンというカメの餌をあげています。たくさん食べるので大きな缶を買います。大体1700円位です。
その他
 昔は、いっしょに飼っていました。そのころは、仲良しで島の上に二重にのってほほえましかってのですが、60センチ水槽が狭くなったとき、二つの水槽に分けてしまいました。その後、いっしょにしようとしましたが、噛みついてしまってダメでした。前に飼っていたハムスターもそうですが、一度分けてしまうともういっしょにするのは、難しいです。卵を産んでくれて子ガメを期待していましたが、あきらめました。

 
カメは、長生きするのでとてもいいペットです。大きくなって、出費も以前に比べて、10倍、20倍ですが、私とどっちが長生きするか、勝負です。みなさんもカメを飼ってみるといいですよ。