トイレ研究会レポート  西からから


トイレレポート

* あったトイレ研究会 *
 

**  Vol.05 ** のぞみ 700系車両    といれ後記
**  Vol.04 ** 名古屋市美術館      といれ後記

**  Vol.02 ** ジャスコ・イオン熱田店

**  Vol.01 ** おかざき世界子ども美術博物    といれ後記 UP

 

 


**  Vol.01 **

おかざき世界子ども美術博物館
岡崎市 岡町
記録: 2003・09・23

 
 

★地域文化広場として、ふれあい広場芸術の森等、緑に囲まれた公園の一角にある。併設の親子造形センターでは、絵画教室・粘土教室・工作教室等が開かれる。
18年前に建築されたとのこと。ウォッシュレット等の設備はなく、むき出しの配管が目に付くが、広々とした開放的な空間は明るい。掃除が行き届いていて清潔感がただよう。タイル張りの壁の配色(白を基調に緑の横じま)もスッキリとしている。

★く良いなと思ったこと〉
@扉は自動開閉。10秒くらいかけてゆっくりと動く。途中で2秒程度止まる。
A開閉のプレートは10cm x 20cmと大型。見やすくて操作しやすい。
B洗浄ボタンは、床(足踏み式)と壁(手押し式)と2種類有る。

★くはてなと思ったこと〉
@開閉のプレートの位置、壁の洗浄ボタンの位置、トイレットペーパの位置。
A屋外を含めて、ここ1箇所というのはいかにも少ない。
B室内で「閉」を押すと自動的に鍵がかかるというが、よくあるタイプなのだろうか。



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**  Vol.02 **

ジャスコ・イオン熱田店
名古屋市 熱田区
記録: 2003・10・13

 
 

 

★ 名古屋地区最大級のショッピング・マートとして、この7月に大々的にオープンとな った.地上4階建ての建物には全部で11箇所のトイレがあり、そのうちの7箇所が車椅子で利用できるタイプとなっている。
「みんなのトイレ」というネーミングである。 最新式の便器、光センサーの便器洗浄から、幼児用チェア、簡易ベッド・・・とありとあらゆる設備が整っている。中央にあるのは、木製の大型椅子。間違って、一時的に置かれた?と、日を変えて何回か、他のフロアも調査したが同じ状況だった。子ども連れのお母さんの利用が多いことが救いだろうか。

★く良いなと思ったこと〉
@「みんなの・・」は、ユニバーサル・デザインの考え方を受けているかもしれない。

★くはてなと思ったこと〉
@大型椅子は買い物袋を置くため?車椅子の回転も横付けも出来なくなる。
A便器は幼児用で小さい。多目的にするとこうなってしまうのかな。
B多くの設備を無理やりに配置したため、便器と壁の間隔(右足部)が狭くて窮屈。



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**  Vol.03 **

白鳥庭園
名古屋市 熱田区
記録: 2003・11・15

 
 

★ 面積3.7ha の日本庭園として、平成3年に開園した。池泉廻遊式庭園で、築山は御嶽山、川は木曽川、流れ込む場所を伊勢湾に見立てている。平成2年に開催された世界デザイン博覧会を記念に造られており、入場料200円の有料公園。年間を通して数々のイベントが催され、四季折々散策等で訪れる人は多い。
入り口の扉は木製。重いだけでなく、進行方向に揺れて、すこぶる使い勝手が悪い。 ボタン等の周辺には英語・ハングルの表示が貼ってあるけど、これは必要なのかな。 非常用ボタンには『ここを押さないでください』という逆説的な日本語表示があります。

★く良いなと思ったこと〉
@トイレットペーパー・便座シートが備え付けてある。

★くはてなと思ったこと〉
@手洗し器の直径は2cmと小さい。同じ高さで前面にある手すりのパイプが邪魔。
A室内灯のスイッチは屋外にある。中に入って探して、ようやく気づくことになる。
B鍵の位置、便座の横にある移動用の補助パイプの高さ。


  

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**  Vol.04 **

名古屋市美術舘
名古屋市 中区
記録: 2003・12・07

 
 

★名古屋市中心部の白川公園に、昭和63年に設けられた美術館。黒川紀章が設計した地下1階、地上2階建ての建物。地下1階では、モディリアーニの「おさげ髪の少女」を始めとした収蔵品を展示する常設展。企画展は1階から入り、途中でフロアを移動して2階へ。その出口を出たところにある。

 大きな開閉ボタンを有した自動扉は使いやすいが、室内は有効間口が1m 弱と狭い。ダークグレーの室内は若干閉塞感がある。1階と地下1階のトイレは少し広く、大理石を摸したベージュ色で明るい。意図的な使い分けをしているのだろうか。

★(良いなと思ったこと)
@室内外とも開閉ボタンは大きくて操作しやすい。
  公共施設でよく見かけるタイブ。
Aパイプの手すりに滑り止めの工夫がしてある。

★(はてなと思ったこと)
@狭い室内に配置したため、車椅子の回転が極めて困難。
A床と壁に、グレーを基調にした同じタイルを使用してある。
B物置台があるのは好ましいが、30cm X 30cm というのは小さすぎる。


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**  Vol.05 **

のぞみ700系車両
11号車
記録: 2003・12・30

 
 

★記録:03.12.3 東海道新幹線では一番新しいタイブの車両。車椅子対応の座席は11号車にひとつ設けてあるが、あまりにも少ない。16両編成なのに車椅子で使えるトイレはない。

 JR時刻表に「身障者用トイレ」として記載してあるトイレは、2両ごとに設けられた普通のタイブよりは奥行きが広くなっている。

 ボタンによる扉の開閉はスムーズだが、鍵とセットになっていないのは珍しい。通路を挟んだ反対側には普通のトイレがある。通路を窓際に寄せれば、車椅子で対応できるトイレを創出できる空間は十分にあると思うのですが。

★(良いなと思ったこと)
@荷物棚以外、補助のパイプ等全体がプラスティック製で、やさしい感じを受ける。

★(はてなと思ったこと)
@扉はボタンによる自動開閉なのに、鍵が手動になっている。
A通路からの進入を含めて、車椅子で対応できる幅を確保していない。
B点字による案内が扉の内側に一箇所だけあるのですが、奇異な場所に思える。



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