「成人祝福式」
 当教会は、9月第1日曜日に成人祝福式を礼拝の中で致します。
 ユダヤ教においてバル・ミツバ(男子13歳)、バット・ミツバ(女子12歳)というものがあるが、これは宗教的に責任を持つ者となることを意味します。
安息日(シャバット)会堂で、週毎のトーラーを朗読することを許される年齢になったということなのです。
また、ユダヤ教においては、ミンヤーンの考えがあります。
これはユダヤ教において、礼拝・葬儀・結婚式等公式行事には、ユダヤ人の男性10人居なければ成立しないのです。
バル・ミツバを受けた男児は、その一人として数えられるのです。
キリスト教会で、男子13歳、女子12歳をもって祝福式を行っている所はないと思うが、当教会では、ユダヤ教のバル・ミツバ、バット・ミツバに倣って、祝福式を行うことにした。
これは、一般的は成人式ではなく、嬰児祝福式、幼児祝福式についで、身体並びに精神的な変調期において、神の祝福をもって新たな人生の出発をし、この世の荒波に飲み込まれることのないように、しっかりとした信仰の歩みを続けることが出来るようにと願い行うものです。
ちなみに、日本の法律では20歳が成人であり、イスラエルの成人は18歳です。
初代キリスト教会が行っていたバル・ミツバ、バット・ミツバを、多くのキリスト教会が偏見を持つことなく行う事が出来る事を願っているものです。

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