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2006年12月29日(金) |
お勧め |
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1日家でのんびりしていた。
朝、アジャルタケ隊員から電話があり、ココナッツ、バナナとブイローを持ってきてくれた。マーシャル人と、とても仲が良いアジャルタケ隊員が、嫁さんに食べてもらおうと、マーシャル人にもらった物をおすそ分けしてくれた。バナナ、ブイローは、食べたいと言っていたもので、ダールレストランでも注文をしたがなかった。特にブイローは、マーシャル料理で私のお勧め。このおすそ分けはとても嬉しかった。両親と叔母にも食べさせたかった。
夕飯の時に、嫁さんが持ってきてくれた北海道限定のサッポロクラッシックビールを飲む。一番好きなビール。うまい。
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2006年12月28日(木) |
朝6時までパーティー |
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今日で両親と叔母は帰るため、空港へいく。飛行機の関係で、明日1日、グアムに滞在するので、少々心配である。そして、定刻から少し送れて飛行機は飛んでいった。
その後、ドミによってから、ペイレスに買い物に行った。すると、アジャルタケ隊員と日本から来ている友達が、ダイビング帰りに車で送ってもらっているのに会い、運転手に聞いてみると、ウォジャまでいってくれると言うので、乗せてもらった。
バスの中で、ローラ教会のクリスマスパーティーの事を聞くと、何と、朝6時までやっていた。ウォジャのビートが8時頃というのは、まったくのでたらめで、朝3時だったらしい。空港からローラに行っていたら、ホテルに行く事が出来ずに大変な事になっていただろう。
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2006年12月25日(月) |
教会クリスマスパーティー |
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2006年12月23日(土) |
教会バス |
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街で家に帰ろうとしていると、ちょうど教会のバスが通り、神父さんが呼んでくれたので、そのバスに乗せてもらった。ウォジャ方面とは逆側の店を、後2軒回ってから家に帰ると言っていた。確かに、リタにある店を2軒回ってから反転し、ウォジャに向かいだしたのだが、その後も、数軒、店により、1つの店で、パンだけを買ったと思ったら、次の店では、コーラだけを買いうというように、なぜ、同じ店で買ってしまわないのか解らないが、そのような買い物の仕方をしていた。
バスに乗せてもらったのは、5時半頃だったが、家に着いたのは9時をまわっていた。バスに乗っている時に、今日の練習はあるのかと聞いたら、あると言っていたので、バスに乗り疲れをしていたのだが、11時頃、教会に行くと、教会はしまっていた。神父も疲れたのか、練習はなかった。
練習がないのにほっとしながら、少し残念でもあった。
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2006年12月22日(金) |
教育省クリスマスパーティー |
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教育省主催のクリスマスパーティーがあるので、今日の夕方に家に迎えに来ると言うように聞いていた。しかし、6時をまわっても来ない。また、置いて行かれたのかなと思いながら、他の隊員に電話してみると、パーティーは7時開始予定だと言う。だったら、来るのはもう少し後だと待っていたら、6時半頃、迎えに来た。
パーティー会場に着いたのは、7時半。時間は遅刻しているが、もちろん、まだ始まっていない。始まったのは9時過ぎ。予定通り。教育大臣や教育次官などの話があってから、マーシャル式のビュッフェスタイルで食事を取りに行く。しかし、今回、いつもと違うのは、教育大臣などのお偉いさんと、先生たちが、食事を取りに行く場所が違っていた。先生たちは行列を作り、なかなか食事を食べる事ができない。一方、お偉いさんの家族は、お代わりや、家に持って帰る分もとり始めている。この様な差があったのは始めてだった。
並んだ後に、ようやく食事を食べていると、舞台で、大臣の家族や、奥さん方の歌があった後、各学校の出し物があり。その中で、その日、突然言われて、ローラ、ウォジャ、アジャルタケの先生で、歌を歌った。都市部の学校の先生は、前から練習をしていたのだが、田舎の学校は、ぶっつけ本番。都会と田舎の差なのだろうか。そして、アジャルタケ、ウォジャ組は、酒を飲んで酔っ払い化している。これも、都会と田舎の差だろうか。
パーティーが終わったのは、12時過ぎ。校長、5年生の担任と、1年生の先生の旦那は、いい気分で酔っ払い、そのまま2次会へ。うちの学校は、のんべいなのだろうか。
1時頃にバスで街を走っていたのだが、教会や広場、いろいろな所で、ビートの練習をしていた。子どものグループも練習をしていた。マーシャル人のビートの練習意欲は、やはり相当なものである。しかし、子どもは、早く始めて早く終わるようにした方がいいのだけれどと思う。
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2006年12月20日(水) |
ウリガ小へ行く |
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高機能のスキャナーがある、ウリガ小学校に行ってきた。ウリガ小学校は、新年度初めに校舎移転が遅れ、始まりが遅く、毎週土曜日に授業を行っていて、今週も、他の学校より1週間長く授業をしている。
今は、校舎移転のため、私立のアサンプション小学校の教室を借りて授業をしている。新校舎の完成は、2年後だが、その予定通りに進むかどうかはあやしく、数年間は、私立小学校の校舎を借りて授業をする事になる。そこに、JOCVが支援もしながら、ウリガ小学校が、大学附属になる計画もあり、その話の進み具合を聞いていると、なんだか計画と進んでいる話が違って、おかしい事になっている。
ウリガ小学校に着くと、ちょうど昼食の時で、一緒にごちそうになった。ウリガがアサンプションに移ってから、昼食は、アサンプションの給食を食べられるようになり、子どもは、1食1ドルほどを払っているのだが、先生は無料。だから、私も無料でいただいた。今日のメニューは、ご飯とフライドチキン。ウリガ隊員曰く、今日は豪勢らしい。
その後、指導案に必要なテキストのスキャンをさせてもらった。ウリガ小学校で、何人かの子どもが、ヨシアキと声をかけてくれる。数回しか行っていないのだが、覚えていてくれるのは嬉しいものだ。
この日の予定では、電話局に行き、事務所に行き、ダイビングショップに行き、RREホテルに行く予定だったが、電話局では、いつものように窓口は混雑し、しかし、のんびりと職員は仕事をし、電話局に行っただけで、その他の所には行くことができなかった。
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2006年12月19日(火) |
教会深夜練習 |
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昼に学校へ行き、仕事をする。学校にいるのは校長だけ。他の先生は、完全休養。他の学校では、数人の先生は、仕事をしているわけではないのだが、学校に来ていると聞く。田舎の学校と都会の学校の差なのだろうか。
夜は、教会に行って、ビートと聖歌の練習。聖歌は、なかなか覚えられないので、メモ用紙に歌詞を写すが、どこを歌っているのかさっぱり解らない。聞いた感覚で歌っているので、ウーアーウーアー言っているだけ。だいたい9時頃に行くと始まっていて、今週は夜中の1時過ぎまで練習をしている。だんだんと練習時間がのびている。ある人が、あの歌がまだ出来ていないとか、あの踊りがまだ駄目だというと、その練習が始まる。私は、12時を過ぎた頃には、もう疲れていてしまい、けっこうハードな練習をしている。のんびりマーシャル人の教会のイベントに対する熱意は、なかなかである。
毎日、夜遅くなで、踊って歌っているクリスマスは、疲れるが貴重な事だなと思う。日本だと、まだ学校に行っている訳だし、こんな事はしないなと、自転車でだらだらと真っ暗な道を帰りながら思った。帰りの道は怖いが、今日も、星がきれいだった。今、月は出てなく、真夜中にはオリオン座が真上に来ている。
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2006年12月18日(月) |
2学期出席状況 |
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1学期に気になっていた子どもの欠席の多さ。1学期の終わりに、成績は出席日数を、1番重要視する事を伝え、2学期が始まった。その効果は、親がちゃんと理解してくれた子は、明らかに欠席は減った。欠席をさせないようにしている親や、休みの連絡をするようになった親がいた。しかし、変わらない子は、変わらない。
3年生だと、自分で判断できるようになっているので、勉強に熱心な子は、出席日数が増えている。苦手な子の日数は、変わっていない。本当は、勉強が苦手な子の出席日数を増やしたいのだが、毎日来れば成績が上がるという様な長期見通しが必要なとしたものでは、やる気を起こすことはできないのだろう。子どもの出席に関しては親の影響か大きい。
1年生の平均欠席日数、37日中、5.8日。その内、お目メキョロキョロバーニーと、もう1人の2人が、不登校状態。2人とも、親は成績を取りにも来ない人たち。その2人をのけて計算すると、2.8日。休まず来た子は4人。2年生は、30日中、2.7日。休まず来たのは5人。3年生は、26日中、平均5.3日。休まず来たのは2人。
1学期と比べて、1,2年生は、ぐんと出席状況がよくなった。しかし、3年生には、大きな変化はない。でも、日本と比べると、まだまだよくはなく、これも、今は、毎日来る事を言っているが、来年になって、先生が、それを言い続けてくれれば変わっていくのだろうが、そこは何とも言えず、一時的なものでしかないかもしれない。
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2006年12月17日(日) |
ウォジャ教会パーティー |
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2006年12月16日(土) |
サンタ発見 |
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昨年見ることが出来なかったマーシャルサンタを見ることが出来た。昨年は、話しに聞いていて、見る準備をしていて待っていたのだが、道に出た時には、すでに遅く過ぎてしまっていた。今年は、マーシャルサンタが来る事をまったく忘れていたのだが、ドミにいる時に、サンタが来ると言うので、外に出てみると、トラックに乗ったサンタの帽子をかぶった高校生の合奏団が、クリスマスソングを演奏し、その後の車にサンタが乗っていて、お菓子を投げながら過ぎていった。
マーシャルでも、確かにあの赤と白の厚手の服を着た暑苦しいサンタだった。
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2006年12月14日(木) |
眠い |
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現在、深夜12時30分過ぎ。今日の練習は12時をまわった。始まったのは9時半。マーシャルの聖歌を覚えているが、歌詞と聞こえてくる音が同じに聞こえない。神父さんに教えてもらっているが、神父さんも歌詞を見ながら歌っていると、途中で解からなくなって困っている。神父さんに教えてもらう時は、歌詞を歌っているのだが、音楽に合わせて歌いだすと、違う音に聞こえて来るから不思議だ。始まった後から人がぼちぼち集まりだして来る。子ども達も12時過ぎまで、一緒にダンスの練習をしている。しかし、私は眠くて、うとうとしていた。
明日で、2学期は終了。後1日を残して、予定を立てていた2学年1年分の指導案が完成した。途中風邪を引いて、進度が遅れたけれど、目標設定をしていると、その後の踏ん張りが違ってくるからいい。
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2006年12月13日(水) |
テスト |
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朝、起きたのだが、体が重く、目が覚めない。2日間のビートの練習のために疲れていた。かなりの運動不足。やっと目が覚めると、9時になっていた。
マーシャルでは、今週で、2学期が終わる。月曜日と火曜日は、復習のための日で、今日と明日は、テストの日になっている。1年生は、授業が月曜日で終わり、テストはせずに簡単な確認を昨日したので、今日からは、算数の授業はない。だから、2年生が始まる11時までに学校に行けばよかったので、9時起床でも、何とか大丈夫だった。
2年生と3年生は、昨日、復習を行い、今日、テストをした。結果は、全体的に少しはよくなっているのだが、繰り返しやっている基本的な計算が、なかなか身についていかない。少しの間、しなかったために忘れてしまっている子もいる。3年生では、3桁の数の仕組みや、大きさ比べの問題をしたのだが、ここの理解がよくない。数の概念が解かっていないため、授業中には、パターンとして覚えてしまえるのだが、いろいろな種類の問題が一緒に出てくると、解からなくなってしまう。この時はこうする、この時はこうするという感じで問題を覚えているので、間違えてしまう。大きく、数はどういう物なのかととらえられてしまえば簡単な問題である。
家で復習をするようになった子も、覚えきらないで間違えてしまっているので、それを乗り越えさせるための大きな壁を感じる。こういう子達に、いい教え方はないのだろうか。
1年目に、数の概念が恐ろしく解かっていない事を知って、今の1,2年生は、数の概念をとらえさせるための練習をしているのだが、この子達が3年生になった時には、少しは違うようになっているのだろうか。それが解かってくると、教える方法も解かってくるのだが、後3ヶ月の任期期間では、それを確かめられない。こう考えると、1年8ヶ月の任期は短く感じる。
しかし、今日、先生に、ヨシアキはあと3ヶ月か。もう2年やるのはどうだと聞かれて。それは、出来ないなあと答えていた。
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2006年12月12日(火) |
ビート |
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待っている間に子どもが撮った写真 |
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昨日から、教会で、クリスマスに行う歌とダンスの練習が始まっている。教会で踊るダンスの事を、マーシャルでは、ビートのリズムで踊るのでビートと言う。昨年は見ているだけだったのだが、今年は一緒にやってみようと思っていた。子ども達の練習は、先週からやっていて、夕方に教会に集まって練習をしていた。
大人はいつやっているのか聞いてみると、7時からだと言う。昨日、7時に教会に行ってみたが、閉まっている。周りにいる人や子どもに始まらないのかと聞いても、もうすぐ始まると言ういつもの答え。結局始まったのは、9時前。やはりマーシャルタイム。またまた、しくじった。そして、12時まで、休憩を十分に取りながら、のんびりと練習をしていた。
昨日は、7時から待たされ、12時まで練習をして、夕飯を食べられなかったので、今日は、いったん家へ帰ってからでなおすことにした。練習はいつからあるのか子どもに聞くと8時だと言う。ヨシアキは来るのかと聞くので、9時頃に行くと答えると、8時からだと、また言うので、8時には始まらないだろうと言ってみると、何ともいえない少し笑ったような、困ったような表情をして、うーんと言っていた。どう思ったのだろう。
そして、9時に行ってみたのだが、まだ始まってなかった。しばらくして始まったのだが、今日は、雨が降ったり止んだりしている事もあって、人の集まりが悪く、11時過ぎに終わった。
教会は学校のそばにあり、自転車で家まで帰る途中人が住んでいない明かりがまったくないところがある。ヤシの木が高く伸びているので、道がぜんぜん見えない。その中を、落ちているヤシの実に気をつけながら帰っていく。昨日は、晴れていたので、たくさんの星が、キラキラと見えてよかったのだが、今日は曇り空で、暗黒の中を帰っていった。けっこう恐ろしい。
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2006年12月11日(月) |
葬式で |
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1時間目の授業をしていると、子どもが連絡プリントを持って回ってきた。職員室の隣に教室である6年生の男の子。いつも連絡係になっている。授業中でも連絡係になる。時には、先生が飲むコーヒーを取りにも行かされている。勉強が出来るからなのか、愛嬌がいいからなのか、それがマーシャル。
2時間目から、葬式に行くという連絡だった。2,3年生を残し、葬式を行う親戚がいる学年が全て出かける。マーシャルの葬式は家で行われる。家の一番広い部屋に棺が置かれて、家族は、その棺の周りに座っている。学校でまとまって行ったので、子ども先生がみんなその部屋に入る。
そして、1人の先生が代表であいさつをする。その後、家族の1人が話しをする。今回は、亡くなった方の奥さんだった。マーシャル人のあいさつは長いのだが、その奥さんは、あいさつをしている時に涙ぐんでいた。そして、棺の周りに座っていた家族の子ども達も泣いていた。しかし、学校から行った子ども達と先生たちは誰も泣いていないのが不思議だった。家族の人たちが泣くような話をしているのに、来ている人たちは誰も泣いていない。日本だと、家族が泣くような話をしていると、来ている人たちにも泣く人がいる。マーシャル語で話しているため、何を言っているのか解からなかったので、とても不思議だった。
そのあいさつが終わると、一人ひとり棺に、お金を置いて家族の人と握手をして部屋から出て行く。外には、簡単な食事が用意されていて、それをもらう。その時に、おばあさんが何を話していたのかを聞いてみた。すると、みんなが来てくれた事に対する感謝を話していたと言う。5分ほど話していたのだけれど、繰り返し感謝の気持ちだけを話していたらしい。子ども達は、おじいさんのために来てくれたことに対する感謝の気持ちを聞きながら泣いていたのだった。
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2006年12月10日(日) |
ロングヘアー |
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実は、昨年の8月に丸坊主にして、昨年11月頃に1度、整えただけで、今まで、髪を切っていない。我が人生の中で1番のロングヘアーになっている。もともとくせっ毛なので、後ろ髪はくるんくるんしている。モーツアルトのようになるかなと思っていたが、そこまでのカールヘアーにはならなかった。
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2006年12月9日(土) |
遊び |
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ウォジャ小学校の子ども達の遊びには、流行がある。今はやっているのはメンコ。日本では、やったことがなかったのだが、20枚くらいのメンコを重ねて、それをメンコで打って、裏返した量の多い差で勝敗を決めている。
学年関係なく、ほとんど全ての子がメンコをしている。
その前は、野球だった。この時も、学年、男女関係なく、ほとんど全ての子が、狭いグランドで、3ヶ所ぐらいに別れて、木切れとテニスボールで野球をしていた。
そして、その前はバレーだった。この時も同じく、ほとんどの子がバレーをしていた。大体、1ヶ月周期で変わっているのだが、どういう理由で、遊ぶものが変わっているのかはよく解からない。
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2006年12月7日(木) |
神 |
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今、マーシャルのほとんどの人は、キリスト教を信仰している。しかし、信仰心は、離島と比べてあまり高いとは言えない。離島では、日曜日になると、ほとんどの人が教会に行っているのだが、ウォジャでは、教会に行っても、人は多くなく。男の人は、ちらほらである。それでも、今はクリスマスパーティーに向けて、かなり熱が入り、ダンスの練習を行なっている。
今は、キリスト教を信仰している人が多いのだが、キリスト教が来る前は、何を信仰していたのか気になったので聞いてみた。
マーシャルでのキリストの前の神は、イロジだった。現在も、イロジ制は色濃く残り、マーシャル政府で働いている人から学校の先生まで、何かしらイロジと縁がある人が仕事についている。また、マーシャルの土地は、全てその土地のイロジの物である。
今は、神ではないが、以前は、神だったらしい。だったら、なぜ、神であるイロジが絶対的な支配者だったマーシャルで、キリストの神が信じられるようになったのかが不思議である。マーシャルの神であるイロジが、真っ先に他の神を否定するはずである。
キリストの教えが最初にマーシャルに伝えられたのは、1200年頃で、日本と比べてずいぶん前である。しかし、この年数が確実かどうかは解からない。その1200年から1700年ごろまで、宣教師がマーシャルに現れていたのだが、この頃は、まだ、それを受け入れる人はいなかったらしい。ところが、1800年頃になって急に、イロジが、キリスト教を信じるように言い出したらしい。神であるイロジが、神の座を降りて、キリストを神として信仰するように言ったのだという。イロジの言う事が絶対のマーシャルでは、すぐにキリスト教が広まったらしい。
でも、なぜ、イロジが自分から神の座を放棄したのか。数人いるイロジが、みんなでそのように言い出したことも不思議だ。それを聞いてみたのだが、それは知らないらしい。いったい何があったのだろう。
神であるイロジの支配力は強大で、嫁さんが100人いた。もし、自分の嫁さんをイロジにとられても、男は文句を言えなかったらしい。もし文句を言ったら、その場で殺されたと言う。そんなイロジも、キリスト教を信仰するようになって、一夫一妻になったかと言うと、そういう訳ではないらしい。
イロジは、民に、食べ物を与えてくれていたらしい。詳しく解からなかったが、民人が仕事で他の島に移る時など、盛大にお祝いをしてくれたと言う。このようにイロジは、悪い事もしていたが、良い事もしていたと話してくれた。
いまでも、神ではないが、イロジは偉大である。
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2006年12月6日(水) |
かけ算 |
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3年生には、かけ算を教えている。昨年度は、かけ算九九の暗記中心に授業を行い。暗記をすることに慣れていないマーシャルの子ども達をかなり苦しめてしまった。暗記をする方法を、いろいろと試してみたが、覚えるというプレッシャーを感じながらも、そのための練習をする事はないので、プレッシャーだけを大きくしてしまった。練習すれば覚える事が出来るという事を実感でき、進んで練習をするようになったのは、一部の子だけで、多くの子に、ヨシアキは怖いと思われてしまった。
今年は、かけ算にはいる前に、授業のウォーミングアップで、2つずつ、3つずつというように、数を飛ばして数える練習をしてきた。5とび、2とびの数は、ほとんどの子が言えるようになっている。
そして、かけ算の単元に入ってから、九九はせずに、かけ算の概念を繰り返し教えていた。例えば、1羽のニワトリが2個ずつ卵を産んだ。4羽ニワトリがいると卵はいくつでしょうと言う問題を考える。まず、足し算で2+2+2+2=8となる。そしてこれは、2が4グループ(英語では、4 groups of 2)あると考え、それをかけ算にすると、4×2=8になる。こういう事を、4時間おこなった。1時間では、解かっていなかった子も、4時間目には、足し算をかけ算に直すことが簡単に出来るようになってきた。
それから、今日、2の段の九九に入った。2とびの数で、数の増え方は覚えている上に、2個ずつのグループが増えていくのが解かっているので、算数の苦手な子も、お手上げにはならずに食いついてきている。今のところ、つかみは取れた感じだ。
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2006年12月5日(火) |
いまいち |
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気合を入れた2日目のはずが、昼頃からおかしな感じがしてくる。でも、午後の授業を行い。その後、指導案作りをしていた。そして、体がだんだんとだるくなる。今回の風邪は、今までに無いたちの悪さで、治ったと思ったらぶり返してくる。これは、もしかして登校拒否状態か。
2年生の先生に、計算方法を確認しながら、細かく分けて問う事を教えたが、そうする事の意味をうまく伝えられていないので、先生の分け方がおかしくなってきた。なので、子どもに計算方法を確認させる時には、細かく分けて教えるようにして、全ての子が方法を確認している事を確かめながら教える事と、計算方法を繰り返し練習して覚える時には、出来るだけたくさん練習が出来るように、すらすらと計算方法を読む事の違いを教えた。
2年生の先生は、子ども任せにして授業を流してしまうので、子どもが出来ているかどうかの確認が、おろそかになる。子どもをほめながら教えていく事は、出来るようになってきたので、次は、子どもを確認しながら教えていく事を伝えていこうと思っている。
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2006年12月4日(月) |
てぬき |
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マーシャル人のよくない所。それは、すぐに手をぬくことだと思う。これは、子どもも大人も同じ。物事が出来るようになると、それ以上の努力をしなくなる。
その比べる対象は、周りの人で、先生の場合、人より努力をして、教え方をうまくなろうというような意識が感じられる人はいない。何よりも休むことが大事である。子どもの場合は、周りの子より勉強が出来るようになると、それだけで満足してしまい。それ以上の事はしなくなる。でも、これは当然と言えば当然である。他の子よりも出来るのに、それ以上がんばる必要なんてなくなる。
よく開発途上国の子ども達が、日本でも特集されるが、そこに出てくる子達は、家が貧しいからがんばって勉強したいとか、国のためにがんばりたいとか、勉強することに対しての意識がとても高く、夢中に授業を受けている。しかし、マーシャルの子達には、そういう意識がない。勉強に対する意識は、日本の子ども達とそう変わらない。なぜ勉強しないといけないのかという事も言いそうである。だから、手をぬく子がいる。もちろん、そうではなく一生懸命がんばっている子もいる。
指導案を読み、授業の予習をして、ポイントを押さえて授業をするようになり、授業の進め方が解ってくると、だんだんと、指導案を読むことや授業の予習をする事をさぼるようになる。だから、授業でつまずいたり間違えた事を教えたりする。そして、私が叱ると、また、やるようになるのだが、それも長くは続かない。だんだん長く続くようになって来ているのだが、先生が満足をしてしまうレベルが低すぎる。
でも、授業の進め方はうまくなっているし、授業中に座って別の事をしていたり、外に出て行ったりすることも無い。授業中は子どもと向き合っている。解説5分、後は、子どもまかせで練習問題をさせ、授業中に寝ていたり、外で話しをしていたりする他のマーシャルの先生と比べると、格段にしっかりした授業をしている。1時間の授業を行うことだけで、マーシャルでは十分特別である。でも、ここで満足していていいのか。
日本では、子どもが解かるためにはどうしたらいいか、楽しく勉強が出来るようにどうしたらいいかと言う話しをよくしていた。マーシャルでも、そういう話しをしながら先生達と仕事が出来るものだと思っていた。しかし、1年半、そのような会話はまったくなく、これは何とも寂しい。
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2006年12月3日(日) |
のんびり |
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のんびり過ごした週末。遅めに起きて、本を読み、花子を洗い、ご飯を作り、体調も大分回復してきた。
今学期も後2週間で終わり、明日からの学校は、気合いを入れていこう。
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2006年12月2日(土) |
クリスマス気分 |
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12月になり、マーシャルはクリスマス気分。クリスマスツリーやトナカイの電飾が、店だけでなく、家でもちらほらと増え始め。ラジオからはクリスマスソングが流れ出し、クリスマス商品が店に並び始めている。
教会では、クリスマスパーティーに向けて、子どもも大人もダンスや歌の練習を行なっている。
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2006年12月1日(金) |
カラオケ |
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何とマーシャルで日本のカラオケが出来る場所があった。マーシャルでも、カラオケはけっこう行われている。大衆酒場フレ−ムトゥリーでは、毎晩のように、カラオケを熱唱する声が聞こえてきている。
日本語版カラオケは、RREホテルの近く韓国料理屋のホワイトハウスの奥の個室にあった。それも古い演歌ばかりのカラオケではなく、それなりによく歌われる曲がしっかり入っている。歌詞は、日本語とハングル文字で書かれている。
という訳で、夕食はカラオケ大会が、MJCCの佐藤ファミリーによって開催され、約1年半ぶりにカラオケをやってきた。
そういえば、以前、中華料理屋のカラオケでも日本の歌を見た。しかし、中国カラオケの本に書かれている日本語は、かなりあやしかった。今回の韓国カラオケの日本語は正確だった。
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