日本酒の甘辛と濃淡は酒の中の糖分の量と酸度によって決まります。

糖分が多く、酸度が少ない酒は甘口、糖分が少なく酸度が多ければ辛口。
また糖分、酸度ともに多い酒は濃醇、共に少なければ淡麗。
一般に東は淡麗辛口、西は濃醇甘口と云われます。

東の硬質米、西の軟質米の違いからそう云われるのですが、
その地方の消費嗜好にも左右され、日常の料理と相性関係を保ちつつ育ってきたものではないでしょうか。
秋田、茨城が以外に甘口県であったり、
西の鳥取、高知が辛口県であるのはそれを指しているといえます。

吟醸酒 フルーティーな果実を思わせる米の旨み、品格の高い風味があります。

◆精米歩合60%以下の米、米麹、水、醸造アルコールを原料とし、吟醸造りした酒。
   精米50%以下のものは大吟醸酒
   醸造アルコールを使用しないものは純米吟醸酒
貯蔵酒 香り控えめで、軽快なすっきりした飲み口が特徴です。

◆生のまま低温貯蔵し、瓶詰めの前に火入れ(加熱処理)したお酒。
   3年以上貯蔵は長期貯蔵酒
本醸造酒 香味良好、おだやかな香りで親しみやすい味わいです

◆精米歩合70%以下の米、米麹、水、醸造アルコールを原料に醸した酒。
   精米60%以下のものは特別本醸造酒
 
普通酒 値段もリーズナブルな割りには、あっさり飲みやすいです。

◆精米歩合70%以下の米、米麹、水、醸造アルコール、糖類、酸味料などを使用した酒。
 
純米酒 お米の味を楽しめるコクあるタイプのお酒です。

◆精米歩合70%以下の米、米麹、水を原料に醸した酒。
   精米60%以下のものは特別純米酒
にごり酒 トロッとしたまろやかな旨み、少し高めのアルコール、独特の酸味と苦味と香りが特徴です。

◆お酒が出来上がる直前(発酵完了の直前)のものを荒ごしした酒。
原酒 アルコール度数も高く、味わいも濃厚です。

◆製成後、割水(水を加えること)をしない清酒。
生酒 若くてみずみずしい味と香りが特徴です。

◆酵母などが生きている状態、加熱殺菌を一度もしていない酒。
山廃仕込 酒本来の旨みは山廃からとも云われ、幅と深みのある味が特徴です。

◆母が育つ時に「山卸」という作業をしないで作るもので、杜氏の技量を必要とする難しい酒。