男はつらいよ主題歌

星野哲郎 作誌
山本直純 作曲

私生まれも育ちも葛飾柴又です
帝釈天でうぶ湯を使い
姓は車 名は寅次郎
人呼んで フーテンの寅と発します

どうせ俺らはやくざな兄貴
(俺がいたんじゃお嫁にゆけぬ)
わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前の喜ぶような
偉い兄貴になりたくて
奮斗努力の甲斐もなく
今日も涙の今日も涙の陽が落ちる
陽が落ちる

どぶに落ちても根のある奴は
いつかは蓮の花と咲く
意地は張っても心の中じゃ
泣いているんだ兄ちゃんは
目方で男が売れるなら
こんな苦労もこんな苦労もかけまいに
かけまいに

男というもの辛いもの
顔で笑って顔で笑って
腹で泣く腹で泣く

とかく 西に行きましても 東に行きましても
土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
ごやっかいかけがちなる若造です 以後
見苦しき面体お見知り おかれまして
今日こう万端ひきたって よろしく
おたのみ申します

あても無いのに あるよなそぶり
それじゃ 行くぜと 風の中
とめに来るかと あとふりかえりゃ
誰も来ないで 汽車が来る
男の人生 ひとり旅 
泣くな なげくな 泣くな なげくな
影ぼうし 影ぼうし

(18作、19作で歌われた2番のせりふ)