種類一覧
種類・名称 説明 頭部 持物
如来 正しく悟りを開いた人 32相80種好、衲衣は布1枚
釈迦如来 歴史的に実在した釈迦の姿を表わしており仏陀の像 螺髪(ラホツ)と肉髻相 普通無し
阿弥陀如来[浄土教の教主] 西方にある極楽世界を主宰する仏陀の名[無量・無限を表]
薬師如来 病や災いを除き、安楽を与え、衣食を満足させる。現世利益的な願いをかなえる 左手に薬壺、
宝珠
盧舎那仏[華厳経の教主] 太陽神崇拝から生まれ、仏の知恵の広大無辺なことを象徴,(奈良の大仏) 普通無し
大日如来[真言密教の教主] 宇宙の永遠不変の心理を神格化し、宇宙そのもの、万物の根源を胎蔵した仏。金剛界と胎蔵界 例外的に宝冠をつける 普通無し
弥勒如来 弥勒は釈迦の仏位を継ぐ次世代の尊格(56億7千万年後地上に降りて説法する) 螺髪と肉髻相 普通無し
五智如来(中央大日,東阿シュク、南宝生、西阿弥陀、北不空成就) 曼荼羅の中に描く五つの知恵の如来 法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智 螺髪と肉髻相 普通無し
菩薩 悟りを求めて修行をしながら人々を救う。釈迦が如来となる以前の姿が基本。頭髪を高く結い、宝冠を頂装飾品を身につけている
六観音 観音菩薩(聖観音)観自在、観世音菩薩 救済すべき相手に応じて姿を変え、人々を危機、苦悩から救う。阿弥陀如来の脇侍(左手側) 化仏の付いた宝冠 左手に未開敷蓮華、水瓶
十一面観音 頭部に十一の顔(化仏)を表した変化観音 頂上仏面 左手に蓮華をさした水瓶
千手観音
(千手千眼自在菩薩)
観音の慈悲を千個の眼、千本の手によって表わし多くの人々の様々な苦悩を救済 頂上仏面 さまざまな持物
不空羂策観音(真言系の6観音)〔3目〕 慈悲の羂策で苦悩する一切の衆生をもらさず救う 化仏の付いた宝冠 羂索ほか
如意輪観音
[六本の手を持つ]
如意宝珠の力で衆生に財宝と福徳をもたらし、宝珠と輪宝の効験によって人々の迷いを打ち砕く 宝冠 如意宝珠
馬頭観音
[3面3目で腕8本]
頭上に馬の頭を頂、胸前で馬頭印を組む忿怒相をした観音。人間の煩悩を打ち砕く 馬頭型宝冠 斧、宝剣など
准胝観音
(天台系の6観音)
菩薩の母、3つの眼と18本の手を持つ。子授けの観音 化仏のない宝冠 さまざまな持物
 その他の観音(33観音) 楊柳、竜頭、持経、円光、遊戯、白衣、蓮臥、滝見、施薬、魚藍、徳王、水月、一葉、青頬他 宝冠、白い布など さまざまな持物
 弥勒菩薩 釈迦の跡継ぎで、いずれ仏法が絶えた時、(56億7千万年後)如来となり釈迦の救済にもれた人を救う 宝冠 宝塔
 文殊菩薩
《獅子に乗る姿が多い》
釈迦如来の補処の菩薩、釈迦の両脇侍。知恵をつかさどる 五髻 剣や蓮華、経巻
 普賢菩薩
《白像に乗る姿が多い》
釈迦如来の補処の菩薩、釈迦の両脇侍。延命をつかさどる女性救済の仏 宝冠 いろいろ
 日光・月光菩薩 薬師如来の補処の菩薩、その両脇侍。 宝冠もある 蓮華が多い
 虚空蔵菩薩 虚空(宇宙)のように広大な徳と知恵をもつといわれ、すぐれた記憶力を得られるという 五智宝冠 右手に宝剣左に宝珠
 地蔵菩薩 弥勒が如来となりこの世に現われるまで、現世にとどまり衆生を救済し続ける、「六道」全てを救済六地蔵 円頂(丸頭) 右手に錫杖左に宝珠
 勢至菩薩  知恵の力で人々の迷いを除く菩薩、阿弥陀如来の脇侍(右手側) 水瓶が付く宝冠 合掌
 金剛薩睡 
(普賢菩薩と同体)
不動堅固な菩提芯を象徴する尊格
 法蔵菩薩 素晴らしい才能で世を超越し徳を積んで阿弥陀となる
 その他の菩薩 五大菩薩、五大力菩薩、多羅菩薩、般若菩薩・馬鳴菩薩、随求菩薩 宝冠 いろいろ
明王 救済しがたい相手を、威力で仏法に導き助ける役割を担う (教令輪身)
五大明王 不動明王
(大日如来の教令輪身)
如来の教えに背く衆生の悪をくじいて教化するため大日如来が恐ろしい姿となる 弁髪 右手降魔の剣左手は索
降三世明王〔3面8臂〕 東方に配す 阿シュク如来の教令輪身 焔髪(えんぱつ) 無しで降三世印
軍茶利明王
[1面3眼8臂、手足に蛇]
南方,宝生如来の教令輪身 焔髪 蛇、バキラ印
大威徳明王
[6面6臂6足]
西方, 阿弥陀如来の教令輪身  文殊菩薩の化身 3面 鉾、宝剣など
金剛夜叉明王[3面6臂]
 烏枢沙摩明王(天台)
北方,不空成就如来の教令輪身,不動明王の化身、本面に5つの眼、左右の面は3眼 焔髪 弓、矢、剣、金剛杵など
 孔雀明王[1面4臂〕 毒虫や害虫を食べる孔雀を神格化した明王で、様々な難を除く 宝冠 蓮華、ざくろなど
 愛染明王[1面3眼6臂〕 愛欲貪染を、悟りを開く心にまで昇華させる明王 獅子頭冠 左手弓右手矢その他
 その他の明王 八大明王 大笑、大輪、馬頭、無能勝、不動・烏枢沙摩、歩擲。 大元帥明王
天部 仏教成立以前に信仰されたバラモン教や民間宗教の神々を仏教に取り入れ、護法神、護世神となったもの
 梵天 
(天部諸尊の内最高の神)
梵天、帝釈天とで一対となり護法神、護世神となり、釈迦の世界を守る 宝髻 払子、鏡、金剛杵、蓮華
 帝釈天 (最高の武勇神)
[3目2臂]
阿修羅と戦い仏教に帰依させたと言われる 菱型兜 巻物、うちわ、香炉等
 執金剛神  (夜叉神) 金剛杵(ショ)の威力で仏法を護る役目を担い、のちに門の両側に一対ニ体で安置される 焔髪ほか 右手に金剛
 金剛力士(仁王)
 《上半身裸像》
阿(開口)と吽(閉口)の姿 金剛杵
 四天王  (武装神) 持国天(東)増長天(南)広目天(西)多聞天(北)それぞれが四方に位置し仏法を守る 錫杖型の槍、広目天のみ筆と巻子
 毘沙門天 (多聞天のこと) 戦勝祈願、現世利益の神。七福神のひとり 左に宝塔、右戟又は宝棒
 吉祥天  (毘沙門天の妃) 女神の代表的な物。 福徳円満、五穀豊穣をつかさどる 宝冠 宝珠
 弁財天(弁才天)
 (梵天の妃)
水の恵をつかさどる。  川、農耕の神。日本三弁天 竹生島、江ノ島、巌島 垂髪 琵琶
 訶梨帝母(鬼子母神) もと幼児を食らう鬼女神、親の悲しみを知り改心して仏法及び幼児の守護神 垂髪、宝冠 左手赤子、右手にザクロ
 伎芸天 (大自在天) 福徳伎芸を求める、容姿端麗の天女 宝髻 花器
 大黒天 インドでは戦闘、財福、冥府の神 烏帽子 袋と木槌
 歓喜天(聖天) 元古代インドの摩神、仏教に帰依して、様々な摩障を取り除く神、象頭男女が抱擁しあう 象頭 無し
 韋駄天 鬼神が盗んだ仏陀のお骨を追いかけて奪い返した 甲冑 宝剣
 荼吉尼天(ダキニテン) インドでは、夜叉神。寺にまつられるお稲荷さん、天女の像で白狐にまたがる  左宝珠、右剣
 堅牢地神尊天
 (ケンロウヂシソンテン)
     
 摩利支天(風神) 自分の姿を隠して日天の前を疾走しながら、眼前の敵を倒し障害物を消していく仏、猪にのる 弓矢、刀
 閻魔天 鬼神の王(水牛に乗る)と地獄の王二つの顔を持つ  独特の冠
 十二神将 薬師如来の十二支の方向をそれぞれが守護する、宮毘羅、伐折羅、迷企羅、安底羅、末爾羅、珊底羅、因達羅、 婆夷羅、魔古羅、真達羅、招杜羅、毘羯羅
 十二天 帝釈天(東)火天(南東)閻魔天(南)羅刹天(南西)水天(西)風天(北西)毘沙門天(北)伊舎那天(北東)梵天(天)、地天(地)、日天(昼)、月天(夜)
 八部衆 
天、竜、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩ゴ羅迦。
五部浄、シャガツラ、クバンダ、ヒッパカラ (古代インドの鬼神 釈迦に眷属)
 二十八部衆 
三十三間堂では、風神、雷神が入ると30体の群像 (千手観音に眷属)
 十王 死者の生前の罪を断ずる冥府の王、 冥府にあって亡者の罪業を裁く10人の王、泰広王、初江王、宗帝王、五官王、閻魔王、変成王、太山王、平等王、都市王、五道王
 垂迹神ほか(蔵王権現) 仏・菩薩がわが国の人々を救うため、仮にわが国古来の神々の姿に変えて現われる
阿羅漢 声聞(釈迦の教えを聞いて修行する人々)が目標とする最高の境地に達した聖者の事
 十六羅漢、五百羅漢 釈迦の仏法護持を誓った十六人の弟子。釈迦に従った五百人の仏弟子
 十大弟子 釈迦に従ってその教えを学んだ十人の弟子。舎利仏、目ケン連、大迦葉、阿那律、須菩提、迦旃延、羅ゴウ羅、阿難陀、富楼那、優婆リ
祖師 聖徳太子をはじめ伝来当初の仏教普及に貢献した人達
 祖師 維摩居士、無著・世親、達磨大師、行基、義淵、郎弁、鑑真、役行者