以前晒していた拍手お礼駄文に、恐れ多くも
”月の水 風の花”のみなも様が素敵なイラストを描いてくださいました!
す・・・・すげ〜〜〜っっ!みなもさんったら私の脳内覗いたでしょう!?ってくらいイメージ通りなんですが・・・

こういう光景を想像しながら書いていたんですよ〜!

駄文の最後に展示させていただいてます。

素晴らしき素敵兄弟絵をありがとうございました〜


 



.・・・・で、その駄文はこちら↓

メイド服でレッツプレイ!?



「なあ、アル。なんか欲しいモン無いか?」

「なに藪から棒に」

「いいから、何かあるだろ?欲しいもの。言ってみろって」

「そんなこと突然いわれても、急には浮かばないよ。兄さんだってそうでしょう?」

「え?俺?俺は今何が欲しいかっていえば、決まってるぜ?」

「なに?」

「死神のモチーフ入りでヘビーなごっついデザインの機械鎧

「兄さんまたウィンリイに無駄な見積もり頼んだの?」

「無駄っつーな!重量オーバーで受注却下されてもオトコのロマンをみすみす諦められるかっての!」

そんなかわゆい顔してオトコのロマンもないでしょうが・・・・・・・・・・・・

「んっ!?何かいったかアル?」

「いえいえいえいえ何でもありません!それより、何で急に欲しいものなんて聞くの?」

「え・・・・だから、その〜・・・・もうすぐお前誕生日じゃん・・・・だから

「兄さん・・・」

「っるせー!ンな顔すんじゃねえ!!俺だってたまにはお前の誕生日くらい忘れずにいることもあるんだからな!」

 

『・・・・・・?それってふんぞり返って偉そうに言うセリフかな・・・?ま、いいけど』

 

「兄さん。折角覚えていてくれたのに悪いんだけど。僕は欲しいもの全部兄さんにもらっちゃってるから、今更欲しいものなんてなんにもないんだよ」

なにいってんだよお前は!鎧の身体ってわけじゃあるまいし、何にもないわけないだろうが!!

「ちょっ・・・っ!兄さんなに急にエキサイトしちゃってるの」

「お前がだらしない事言うからだ!そんな欲求が薄いことでどうするよ?しっかりしてくれよ!お前はもっと自分の意思をしっかり持ってだなー、ちゃんと自分の意見や要求を表に出すべきだぞ。職場ではまさかそんな曖昧なそぶり見せてねぇだろうな?お前はただでさえどっかお坊ちゃま然としてるから優しい顔ばっかしてるとなめられるぞ?無いとは思うが苛められたりしてねえだろうな・・・?なんかあったらすぐに言うんだぞ?俺がイッパツ鉄拳喰らわしてやるから」

 

『僕があの錬金術研究所の“裏の統括管理者”と呼ばれていることは、やっぱりまだ兄さんには内緒にしておこう・・・』

 

「・・・・・・う、うん・・・・心配してくれてありがとう兄さん。僕は大丈夫だよ。周りの人達皆、多少品位に欠けるところはあるけどいい人たちばかりだから(にっこり)」

「そうか〜?そんならいいけどさ。・・・・だから!お前が何が欲しいかって話だっての!ほんとにないのか?日数ないんだから今いわねーと準備出来ねぇぞ?」

「兄さんがくれるものならなんでも嬉しいよ」

「それは、俺が勝手に選んで決めろって事か」

「だって、知らない方がわくわくするでしょう?」

「それは確かにそうだ」

「ね?だから、楽しみにしてるね。兄さん」

「おう。任せとけ!ぜったい“あっ”といわせてやるかんな!」

 

 

 

 

***そして数日後、アルフォンスの誕生日の夜。***

 

 

 

「ねえ兄さん。なんで僕達こんなベッドの上で膝突き合わせて見つめあってるわけ?」

「どう?お前嬉しくなんない?」

「・・・・・・・・・・・・・」

「なんだよその複雑な表情は!だから何やったらお前がビックリして喜ぶかなって思って、俺だって色々考えたんだぞ!」

「で?同じ部署のあそこらへんの年代の人達に意見を仰いだってわけ?」

「だって、特別な日にメイド服でプレイすんのがオトコのロマンだっていうから・・・・・・」

「“オトコのロマン”って言葉に弱いよね、兄さんて」

・・・・・・・・・・・るせー・・・・・

「もう。そんな顔しないでよ?嬉しいよ、とっても。その乙女チックなデザインのメイド服、兄さんにとても似合ってる。髪、ほどいてもいい?」

「・・・・・ほれ。これでどうよ」

「わ・・・・スゴイ綺麗だ・・・・。兄さん・・・・」

「あ・・・・・・ある・・・・・っ」

「・・・・・・・・・にい、さん・・・・」

「・・・・・アッ・・・・・・ン・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・クスッ

 

「・・・・・に〜い〜さ〜ん〜?」

「わ・・・・っ、わり・・・っ!つかもう俺、がまんできねぇ〜〜〜〜っ!ぎゃははははは〜〜〜〜っ!!!」

「・・・・・・・・・・そんな大股あけてひっくり返らないでくれない?丸見えだよ」

「だってだって!お、お前似合わねーなソレ!ぎゃははははは!」

「兄さんが無理やり着せたんでしょうが!」

「だって!メイド服着てやるってゆーから!!大変だったんだからな!お前のサイズでこんな服探してくんの!」

「あのね・・・・・・だから、そこなんだよ。なんで僕までがこんなひらひらなフリルとか見事な細工のレースなんかがついちゃったりしてるメイド服を着せられてるのかな。これじゃ、誕生日のプレゼントっていうよりも何かの罰ゲームみたいでしょ」

「だよな〜?こんなんじゃ全然そんな気にならね〜よな?やっぱり聞く相手間違えたかなー俺」

「・・・・・・いや、兄さん。間違えてるのは“聞く相手“じゃないと思うんですが・・・・・・・」

「・・・・・・・・・へ?コレ着んの、お前の方だけじゃないと駄目だったか・・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 




  

メイド服のあるほんすさんに襲われるにいさん・・・・・びみょ〜・・・

“軍服プレイ““メイド服プレイ“言葉は知っていてもその萌えツボをまったく理解していなかった兄さん。

次の誕生日には、どんなコスチュームで仕掛けてくるのでしょうか・・・・?

 






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