オリビアのミステリー
アルトロンオススメ度★★

動く絵のジグソーパズルです。ストーリーを辿りながらその場面の絵を完成させて進んでいきます。

水道局の事故で水不足になり、飲み水がなくて困っている皇帝の娘に水を届けようと思った主人公は、人間大砲で空を飛び、国境を越えて水探しの旅に出ようとします。ところが主人公の思惑は外れ、とんでもない大冒険をするハメになってしまいます。ストーリーは画面いっぱいにつらつら〜と表示されますが、スキップや早送りは出来ません。

パズルステージはバラバラに置いてあるパズルピースをキャンバスの正しい位置に置いて絵を完成させればクリアです。ところが肝心の完成図が表示されず、しかもピースが正しく置かれているかも分からないので、ほとんど手探りの状態で作らなければなりません。問題の方も結構クセモノで、ストーリー都合上ヘンテコな形をした謎の機械が次々と登場し、それが問題になったりするのでやたら難しいです。

パズルのピースは問題の絵が格子状に分割されているため全て同じ形をしていて形から位置を判断することが出来ません。しかも上下や左右が反対になって置いてあるので、回転させて正しい方向にしてから置かなくてはなりません。しかもステージが進むごとにピースが細かくなりどんどん難しくなります。また同じ絵の描かれていて同じ動きをするピースが二つ以上あることがありますが、これは一つを残して残りは全てダミーピースです。ダミーピースをキャンバスの正しい位置に正しい方向ではめようとすると爆発して消えてしまうので、ちょっとだけ無駄手間になります。

このゲームはクリアのまでにかかった合計時間によって、ストーリーの結末とそれから出題される一番最後の問題が変わります。初プレイでグッドエンディングに辿り着くのはかなり難しいと思います。

上手くプレイするコツは、普通のジグソーパズルのようにあらかじめいくつか組んでから置いていく方が良いです。またダミーピースが消滅するということは、本物ピースがその位置にその方向で入るということなので、完成図が分からず置いたピースが正しいかどうか分からないこのゲームで重要なヒントになります。また一度完成図を見てしまえば格子状に分割されたパネルは置く位置が決まってるのでかなり簡単になります。

パズルを解く環境は劣悪ですが、作品自体に独特の味があって管理人は妙に気に入ってます。



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