魁!!男塾 冥凰島決戦 | |
ユタカ | オススメ度★ |
魁!!男塾の「天桃五輪大武会」を舞台にした格闘ゲームですが、出来はかなりメチャクチャです。しかしそこがこのゲームの最大の魅力でもあります。 プレイヤーが出来る事は攻撃とジャンプと移動のみで攻撃をガードする事ができません。したがって攻撃はひたすらかわすしかなくキャラがやたらピョンピョン跳んでいます。それが妙にノリの軽いBGMとあいまって非常に滑稽な戦いになっています。しかもそんな試合内容に比べ、勝負がついた後のセリフは「いい勝負だった」とか「お前のような奴と戦えて嬉しいぞ」みたいな感じでそのギャップが笑えます。 それぞれのチームごとに3人ずつ計15人のキャラクターが使えますが、キャラクターの強さはほぼリーチの長さに比例してます。飛び道具を使うキャラは強く素手のキャラは弱いです。したがって原作では強かったキャラが悲しくなるほど弱くなってたりします。しかも中には二回倒さないと倒した事にならないキャラなんてのもいます。 各キャラは必殺技を一つずつ持っていて、技ゲージを一定以上貯めることによって出すことが出来ます。技ゲージは相手の近くにいると貯まっていき、ダメージを受けたり相手から離れていると減っていきます。必殺技を使うと画面が切り替わりアニメーションが表示された後、相手は無条件でダメージを受けます(こっちのゲージが満タンの時のみ回避可)。技の威力は貯めたゲージの量に比例するので満タンの時に使うとなんと相手を瞬殺できます。 プレイモードは、男塾チームで打倒藤堂兵衛を目指す「天桃五輪モード」、15人のキャラから一人を選んで全員抜きをめざす「孤独なヒーローモード」と、「対戦モード」の3つがあります。天桃五輪モードや孤独なヒーローモードは連戦で体力が持ち越しなので、なるべく体力を減らさないように戦わなくてはなりません。特に天桃五輪モードは一番最初に戦う「ファラオスフィンクス」が事実上の最強チームなんで注意しましょう。 うまくクリアするコツは敵は基本的にハメ殺し、必殺技はさっさと使ってしまうことです。またコンピューターの動きには独特のクセがあるので、これをうまく利用すればかなり簡単に倒す事が出来ます。 原作のメチャクチャさだけは十分過ぎるほど再現されてます。 |